【ゲーム感想】Tales Of Vesperia リマスター
前置き
筆者はPS3版ヴェスペリアのストーリーをクリア済み。劇場版など、他メディア展開には手を出していない。
テイルズオブシリーズはアビス、グレイセスF、シンフォニア、マイソロ2,3、ツインブレイブをプレイ済み。
今更言うことでもないかもしれないが、本記事も重篤な百合豚目線で書かれる上、ストーリー上のネタバレを含むことに注意。
グラフィックス
リマスターなので相応にきれい。
3Dモデルの作りは当時のままだが、表情もコロコロ変わって良い。
アニメ調イラストは鼻の描き方に特徴はあるが、慣れてしまえば普通に可愛い。
アニメムービーシーンと頭身が変わっている感じがして違和感があるのは、ヴェスペリアに限った話ではないか。
サウンド
良くも悪くも特別に印象に残る曲があまりない。
戦闘はいつもの桜庭節で安心感がある。
フレン戦の専用BGMと、OPの鐘を鳴らして、いつものOPアレンジ曲が特に好き。
効果音周りも気持ちよく作られていて、軽快な足音やしっかり撃破したことがわかる炸裂音は良かった。
シナリオ/キャラクター
メインシナリオは、いつものテイルズ。
大筋は便利な力が暴走して世界がヤバい。
力を巡って各々がそれぞれの思惑をもって動く描写は、ところどころ引っかかる部分はあれど、概ね楽しく眺めていられる。
メインシナリオよりも、あちこちで見られるスキットやサブイベントでの掛け合いが楽しいキャラゲー。
ユーリ・ローウェル
ダークヒーロー寄りの主人公。でも冷めているわけではなく、中身は熱い。
長髪でお顔が整っており、美人さん。
おっさんのクレープスキットでひたすら黙して熱い視線を送っているのが面白い。
CV鳥海浩輔。NARUTOのキバ、禁書の建宮、Fate/EXTRAシリーズのロビンフッド、アーシャのアトリエのユーリス、新世界樹の迷宮の主人公、スマブラのリトル・マックの人。
エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン(エステル)
ピンク髪の天然お姫様。
世間知らずかつ素直であるが故のコミカルな会話が楽しい。
本作は、何も知らなかったお姫様が自分で選択することを知り、自分の正体を知って成長していく話。
CV中原麻衣。スパイラルの白長谷小夜子、ひぐらしのなく頃にのレナ、なのはシリーズのティアナ、アスタリスクの天霧遥、はいふりの宗谷真霜、刀使ノ巫女のエマ先生、アズレンの赤城の人。
ラピード
ユーリの相棒とも言うべき歴戦の犬。
メインストーリー中で多くを明かされず、ただ頼もしい味方として描かれる。
冒険王イベントでちらりと明かされたエピソードについては、劇場版か何かで補完されているのだろうか。
CV石井真。アニメ版TtTのアルサルの人だが、本作中では人語を話さないため流石に聞いただけではわからない。
カロル・カペル
12歳の少年。年少だが、デカい斧やハンマーをぶん回すのでパワー型。
臆病で逃げ続けていた彼が、周りの大人たちの選択や覚悟を見て、自らの目指すリーダーの在り方を考え成長していく。
作中、コメディイベントではとにかくツッコミ&いじられ役。パーティ内随一の癒やし枠でもある。
手先が器用で、いろいろなギルドを渡り歩いていたため割となんでもできるスーパーマン。
えっ、他のギルドはこんなハイスペックボーイを手放しちゃったんですか……?1
スキル名のコンパティール2やレイナード3は過去作キャラクターの名前から来ている。
CV渡辺久美子。80年代から活躍する大ベテラン。ぼのぼの、あたしンちのお母さん、ケロロ軍曹の人。
特徴のあるだみ声が癖になる。
ところで、カロルにカエル衣装があったのはやっぱりケロロ軍曹繋がりなんだろうか。
リタ・モルディオ
15歳の天才魔導少女。アスピオに閉じこもって研究の日々を過ごしていたが、魔導器泥棒を追うユーリたちに同行することに。
人を信じきれなかった彼女が仲間たち、特にエステルの優しさに触れて心を開いていく王道展開が良い。エスリタはいいぞ。
魔術詠唱の際に布やら鞭やらをくるくる回して踊るように立体的に魔法陣を描く演出がかっこいい。
PS3版以降は調整が入ったとは言え、それでも全域攻撃のタイダルウェイブは強力。だいたいこれとメテオスウォームでなんとかなる。
「以下省略、タイダルウェイブ!」4
CV森永理科。みなみけのマコト役の人。
レイヴン
胡散臭いおっさん。しかしてその正体は……。
普段はふざけているが、大人をやるべきところではちゃんと大人をやってくれる……こともある。
良くも悪くも力を抜いてのらりくらりと生き延びるので、そういう意味では頼りになるところもあり、同時にやや危なっかしい印象もある。
コミカルシーンでのいじりいじられ周りや言動も、見方によっては大人の余裕と受け取れなくもない。
愛の快針の「愛してるぜ!」や、あまりにも適当なインヴェルノの詠唱5が印象に残る。
攻撃モーションに癖があり、術も風属性に偏っている6ため、ジュディス同様に使い手次第で強弱が大きくブレるトリッキーなキャラ。
CV竹本英史。遊戯王DMのレアハンター、GXの迷宮兄弟兄、ジパングの柳一信、ギャグマンガ日和の小野妹子、サイアーク、無双シリーズの石田三成、柴田勝家の人。
胡散臭くも愉快なおっさん役の声としてピッタリ。
ジュディス
クリティア族7の女性。長身でスタイルの良い美女。
お色気担当だが物事の解決手段として真っ先に武力を持ってくる、脳筋的な側面も持つ8。
天才魔導士ヘルメスの娘で、父の遺物であるヘルメス式魔導器を破壊して回っていた。
リタ同様、人を信じきれずに独断で動くことの多かった彼女も、仲間たちの決意に触れて心を開く。
かなり厳しいことをズバズバ言ってくれるのは、彼女の優しさでもあろう。
リタとは実は異母姉妹だが、サブイベントでサラリと仄めかされるだけ。
詳細は外伝小説で明かされるようで、ここにも百合の匂いがしてかなり気になっている。
戦闘面では空中戦を得意とするエリアルコンボファイター。
当然、そんなめちゃくちゃ難しいタイプをNPCに扱いきれるはずもなく、プレイヤー操作でガッツリコンボを繋げていかないと実力を発揮できない。
コンボルートを覚えてつなげていく必要があり、他のキャラとは一線を画す使い心地で、慣れてくると非常に楽しい。
それでも、浮きにくい鋼体持ちかつ体の小さい人間型のボスには活躍しにくいのだが……。
CV久川綾。88年から活躍する大ベテラン。なのはシリーズのリンディさん、ROニメのテャキウスくん、バンドリのたえの母、シャリーのアトリエのナディ、FGOのデメテルの人。
フレン・シーフォ
ザーフィアスの騎士団の隊長。ユーリの幼馴染。
めちゃくちゃ真面目で堅物なのだが、ユーリ曰く昔は下町で一緒にやんちゃしていたらしい。あんまり想像できない。
自ら手を汚していくことを選んだユーリとは対照的に、騎士団でまっとうに出世して理不尽な世の中を変えようとしている。
目指す未来は同じだが手段が違うが故に衝突する、というのはラスボスのデュークとも同じか。
本作はユーリとフレンのダブルヒーローモノではあるが、フレンの正式加入が最終盤9であったり、ストーリー中の行動は情報の断片からプレイヤーが推測しなければならない。
直接的な出番が少ないものの、影が薄いどころか最も気になる存在として描かれているのはシナリオ構成の妙だろう。
出てくるととりあえずユーリとイチャイチャする10ので、ブロマンス的な信頼が見られて良い。
CV宮野真守。DEATH NOTEの夜神月、FGOのサンソン、ジキル&ハイド、ベディヴィエールの人。
パティ・フルール
肉体年齢14の海賊少女。記憶喪失ののじゃロリ。
PS3版以降の追加キャラであることもあり、メインストーリーにはあまりガッツリ絡まない。
ユーリへのラブコールをひたすら繰り返している。
フォームアップで4通りのフォームを切り替えながら戦うため、レイヴンやジュディス同様トリッキー。
トリッキーではあるものの、フォームごとにやることは決まっているので、わかりやすくはある。
ギャンブル性能ではあるが、クリティカルモーメントでボス戦を引っ掻き回すのが非常に楽しい。
筆者はスパイラルドラコ戦をクリティカルモーメントでクソゲー化して楽しんだ。11
CV斎藤千和。なのはシリーズのスバル、スト魔女のルッキーニ、まどマギのほむら、ゆるゆりの大室撫子、BLAZBLUEシリーズのタオカカ、プリズマイリヤのクロエ、Fate/EXTRAのキャスターの人。
帝国の皆さん
ヨーデル・アルギロス・ヒュラッセイン
エステルと並ぶ次期皇帝候補。皇帝家の血筋を引く、エステルの親戚。
温和な性格だが、こう見えてなかなかのやり手。
CV緒方恵美。カードゲームしてない頃の武藤遊戯、Angel Beats!の直井、ダンガンロンパの苗木、このはな綺譚の女将さんの人。
アレクセイ・ディノイア
騎士団長。
思惑を明かすとすごく良い悪役顔をしてくれるのだが、ストーリー中ではかなり短い期間なのでぽっと出感も……。
「舞い飛べ聖剣」が「まいたけ政権」と空耳されてしまっている。
CV小杉十郎太。金田一少年の事件簿の剣持警部、ONE PIECEのアーロン、NARUTOのアスマ先生、ジパングのグレイ大佐、遊戯王ZEXALのMr.ハートランド、無双シリーズの織田信長、アトリエアーランドシリーズの元騎士の人。
ルブラン
シュヴァーン隊所属ルブラン小隊の小隊長。
治安維持のため日夜帝都を駆け回っており、度々問題を起こすユーリの逮捕にご執心。
「逮捕だー!」と言いながら部下と共に追いかけてくる様や、肝心なところでは味方として支えてくれるところなどは銭形警部を思わせる。
カウフマンとは知り合いらしいが、ナム孤島のサブイベントでちらりと明かされただけで詳細は不明。
CV広瀬正志。Fate/Zeroの言峰璃正の人。本作でバルボスも演じている。
アデコール&ボッコス
ルブランの部下の凸凹コンビ。ちょび髭のっぽとだるま。
ルブランよりも接触の機会が多い、チュートリアル担当。
アデコールはCV難波圭一。金田一少年の事件簿の佐木竜太の人。
ボッコスはCV桜井敏治。
ソディア
フレン隊の副官。フレンに心酔しており、ユーリへの印象が良くない。
PS3版でぐさりと行った時は衝撃を受けたものである。
CV長沢美樹。エリーのアトリエのエリー、FF10のシェリンダの人。本作ではドロワットも演じている。
ウィチル
フレン隊に協力するアスピオの魔導士。りんご頭と呼ばれる。
CV大本眞基子。どこかで聞いた声だと思ったら、星のカービィ12はこの御方の声であった。
アレクサンダー・フォン・キュモール
キュモール隊を率いるお坊ちゃま。お高く止まった貴族出身の嫌な奴。
その最期は因果応報であった。
CV野島健児。スパイラルのカノン、遊戯王ARC-Vの勝鬨君、アーシャのアトリエのカイルの人。
ギルドの皆さん
ドン・ホワイトホース
ダングレストでギルドをまとめる大ボス。白髪の豪胆なおじい様。
孫の不始末のけじめとして切腹し、ユーリに介錯させた。
CV加藤治。
クリント
ギルド魔狩りの剣のボス。屈強で寡黙な大男。
彼以下、魔狩りの剣メンバーは魔物死すべし慈悲はないの精神で融通が利かない。
フェイタルストライクの使い手であり、プレイヤーたちが十分に強くなってからも闘技場において唯一の事故要因となる。
CV高田裕司。
ティソン
魔狩りの剣のメンバー。フードを目深に被り、徒手空拳で戦うハイテンションガイ。
OPでおっさんとアクロバティックに戦っている。
CV蓮池龍三。
ナン
魔狩りの剣のメンバー。カロルの幼馴染。
序盤こそ情けないカロルに容赦がないものの、成長した彼を見ての反応は乙女。
CV千葉妙子。みなみけの速水、スト魔女1期の坂本少佐の人。
イエガー
武器密売ギルド海凶の爪のボス。ルー大柴。
ラゴウ、バルボス、キュモールに力を貸したりしてユーリたちとは敵対していたが、その一方でトリム港の孤児院に多額の寄付をしており、頭の天辺からつま先まで余すことなく悪人というわけではなさそう。
ユーリ同様、悪には理由があり、そして理由があったとして許されるわけではない、というテーマにおける、ユーリと対になる存在なのだろう。
CV岩田光央。灼眼のシャナのマルコシアスの人。
ゴーシュ&ドロワット
恩義からイエガーに付き従う二人の少女。赤と緑なので、世界一有名な配管工兄弟を思い出させる。
彼女らから盗めるゴーシュソード、ドロワットソードはコレクター図鑑コンプのための難関の一つ。
専用の秘奥義カットが用意されており、OPでもイエガー同様ユーリと戦っている。
ゴーシュのCVは新井里美。禁書の白井黒子の人。本作でクロームも演じている。
メアリー・カウフマン
商業ギルド幸福の市場のボス。赤毛眼鏡のやり手商人。
ビジネスの話としてユーリたちと協力関係になる。
CV山崎和佳奈。名探偵コナンの毛利蘭、DoAシリーズのあやねの人。
ベリウス
ノードポリカを統治する戦士の殿堂の統領。
新月の夜にしか姿を見せない謎めいた人物であったが、その正体は……。
CVくじら。NARUTOの大蛇丸、ダンガンロンパの大神さくらの人。らきすたの女性モブ役の印象も強い。
その他
ザギ
序盤から終盤にかけてユーリにつきまとう戦闘狂。
倒しても倒しても肉体を改造して復活してくる、シュトロハイム少佐並の不死身野郎。
終盤はエアル汚染が酷いのか、声がブレて聞き取りにくい。
そのせいで、秘奥義のセリフが「ハチミツだァッ!」に空耳される。
CV陶山章央。FF10のイサールの人。
デューク・バンタレイ
銀髪ロングで黒のロングコート。ここだけ見れば思い出の中でじっとしてくれないあの人だが、こちらはもうちょっとかわいい性格をしている。
ユーリの行く先々で姿を見せるが、サブイベントをスルーしていると全然会わずに進んでいくことになってしまう。
人魔戦争のせいで人間不信になり、エアルの暴走と星喰みに対処するため人間を滅ぼそうとするラスボス。
ラスボスではあるが、完全に殺し切るわけでなく、ちゃんと生かしてこれからの人類を見せる展開は好き。
CV小山力也。Fate/stay night及びZeroの衛宮切嗣、名探偵コナンの2代目毛利小五郎、ワンパンマンの深海王、24のジャックバウアー吹き替えの人。
システム
程よいスピードのフリーラン
家庭用機のテイルズとしてはアビス、ラタトスクに次いで発売された作品で、戦闘中のフリーランシステムは継続して採用されている。
が、アビスのガイほどのぶっ壊れ性能ではなくなっており、フリーランの速さを抑えてこれで敵の周りをぐるぐる回る戦術は取りにくくなっている。13
かと言って全く役に立たないではなく、要所でしっかり使って敵集団を迂回して魔導士を殴りに行ったりなど、ちゃんとシステムとして生きている。
ラピードがフリーランに関するスキルを多く持っており、彼を操作すればフリーラン主体の戦いもできるようになっている。
爽快!フェイタルストライク
術技には上下横の3種類の向きが設定されており、術技を当てて敵の特定の向きのゲージを削り切ることで、フェイタルストライクを発動できる。
フェイタルストライクが発動可能なタイミングには敵に向きに応じたマークがつき、そのタイミングでL2を押すことで対象を一撃で葬ることができる。14
魔装具などで攻撃力が高くなりすぎるとあまり狙う機会もないのだが、コンボを繋いで〆にFSを決めるのは爽快なので、あえて装備を調整したりスキルで与ダメージを抑えてこれを狙ったりする遊び方もできる。
各キャラクターでこれを100回行うことで入手できる称号がある。
難易度設定は添えるだけ
ゲーム開始直後はイージー、ノーマル、ハードの3段階の難易度を選択できる。
1周目だとノーマルでもなかなか手応えのある敵が多く、しっかり装備を整えたりアイテムを揃えないと苦戦するケースも少なくない。
イージーならその辺りは楽で、ゲーム中に任意で難易度を変更できるため、キャラクター同士の掛け合いだけしっかり楽しみたいライト層にも安心。
クリア後のグレードショップで難易度アンノウンが解禁される。自分の実力を試したいプレイヤー向け。
筆者は1周目を基本的にノーマルで通して、2周目はイージーでさっくり終わらせた。
ハード以上で255回戦闘することで獲得できる称号もあるため、稼ぎを行うフェーズで称号獲得のためにハードにすることもあった。
難易度変更によってゲーム的に得られる利益の差は、基本的に戦闘終了後の獲得グレード量のみ。経験値やガルドの入手量には変化がない。
イージーでは0になってしまうが、ノーマルなら普通にもらえ、ハードではより多くもらえる。
グレードは3万もあれば十分なので、そこまで稼いだらあとはイージーですっ飛ばしても問題ない。
強くてニューゲーム
テイルズシリーズの伝統なのか、クリア後のセーブデータのグレードを使って、強くてニューゲームを行うことができる。
レベルそのものは引き継げないが、スキルや術技、ガルド、アイテムを引き継ぐことができ、プレイ時のオプションとして経験値n倍系もつけることができる。
一部のトロフィーはこのシステムを利用することが前提になっている。
やりこみ
トロフィーコンプ
サブイベントや時期限定要素が多く、トロフィーをコンプするだけで十分なやりこみであると言える。
むしろ、トロフィーコンプまでやろうとするとボリュームが大きすぎてしんどくなる場面もあるかもしれない。
以下、面倒だったトロフィーについて書き記す。
筆者がプレイしたのはPS4版であるため、その前提。
全スキット制覇
ゲーム中、とある場所に一定時間以上滞在したり、あるタイミングまでに特定キャラが料理をn回以上作るなど、尋常ではない量があり、とても攻略情報なしでは全スキットをゲーム中で見るのは難しい。
幸い、グレードショップで解禁できるすきっとぷれいやーV全解放を有効にした上で、ナム孤島のすきっとぷれいやーVで閲覧しても制覇にカウントされるので、自力で見るのが難しいものはそれに頼ってしまうのが良いだろう。
すきっとぷれいやーVは、全解放を有効にした場合、前の周回も含めて未閲覧のスキットを薄文字で表示してくれる親切設計。
記憶術式めぐり
ゲーム中の全ての記憶術式15に触れるトロフィー。
達成状況が可視化されず、時期限定セーブポイントもそれなりにあるため、こまめにセーブする癖がついていないと1周目で獲得できなかったりする。
筆者は幸い、セーブ大好き人間であるため、1周目で獲得できたが、達成状況の記録を怠っていたため、最後の一つを見つけるのに大変苦労した。16
低レベルチャレンジャー
ゲーム序盤の山場、ガスファロストのバルボスをLv15未満で撃破する。
グレードショップの経験値0.5倍がほぼ必須。17
魔装具をひたすら強化し、経験値0.5倍と戦闘を楽にする引き継ぎを全てONにしてイージーでやってしまうのが一番ラク。
スピードゲーマー
ゲームクリア18まで15時間以内に駆け抜ける。
クリアデータ引き継ぎでプレイ時間含むレコードを引き継いでも、引き継ぎニューゲーム開始時点からの時間でカウントされる。
引き継ぎでひたすら楽をしつつイージーで走り抜ければ、5~6時間でゲームクリアできるため、それで走ってしまうのが楽。
低レベルチャレンジャーと並走しても良いかもしれないが、バルボス撃破までなら2時間足らずで達成できるため、経験値10倍を入れて高速に2周目をクリアし、3周目に低レベルチャレンジャーをやるほうが時間効率は良さそう。
ウサギルドメンバー
ユーリ、リタ、エステル、ジュディスの4人メンバーにし、4人全員がうさみみ系アタッチメントをつけた状態で5時間プレイする。
簡単に見えるが、うさみみ紳士用19の入手にモンスター図鑑コンプ含め、ほぼ全ての称号20の入手が必須となるため、このトロフィーは最後に残りやすい。
筆者も2周目の最終盤に獲得することになったが、序盤からスペクタクルズをしっかり使い、アスピオのコレクター図鑑50%イベントさえ逃さなければ1周目でも十分に獲得可能。
スノーボーダー
人によっては本作最難関トロフィー。ゲーム終盤にデイドン砦で行えるミニゲーム ボーダーラピードでコース1を40秒以内にクリア。
操作のコツを覚えた上で、かなり集中して最適なペースでクリアしなければ40秒以内のタイムは出ない。
逆に、これさえうまくできてしまえば、他のボーダーラピードを要求する称号は全て獲得できるだろう。
称号コンプリート
図鑑コンプリートが前提。料理対決の称号もかなり面倒。
なお、アイテム嫌いの称号は、該当のスキットをすきっとぷれいやーV全解放で見た場合にも獲得できるため、わざわざアイテム使用なしでバルボスまでプレイする必要はない。21
モンスター図鑑コンプリート
出会った敵にもれなくスペクタクルズしておく必要がある。
序盤でしか入れないダンジョンやチュートリアル戦闘のアデコール&ボッコス、2段階変化する敵22を見落としがち。
筆者は9種類ほど見逃して2周目に頑張ってスペクタクルズする羽目になった。
コレクター図鑑コンプリート
アスピオ崩壊前にコレクター図鑑50%のイベントを起こしておかねば、超エアル導板が回収できずに詰む。筆者は詰んだ。
アタッチメントもコレクター図鑑に含まれるため、モンスター図鑑コンプリートは前提になる。
追憶の迷い路制覇
クリア後ダンジョンの追憶の迷い路奥地で、クラトスを撃破する。
イミテーションガルド集めがしんどいので、料理熟練度を上げたりしながら並行してやっていくのが良いだろう。
クラトスはイミテーションガルドさえ集めれば何度でも戦えるが、集めるのがしんどいので初手で迷わずスペクタクルズしておきたい。
望鏡の墓所制覇
クリア後ダンジョンの望鏡の墓所で、スパイラルドラコを撃破する。
かなり階層が深く、単調なダンジョンであるため、非常に眠たい。
記憶術式めぐりをやろうとするのであれば、途中にある記憶術式を忘れずにチェックしておきたい。23
スパイラルドラコは体が6部位に分かれており、それぞれにスペクタクルズする必要がある。
1周に1度しか戦えないため、絶対にスペクタクルズを忘れないこと。
魔装具は無効だが、レベルを180程度まで上げていたため、1周目ノーマルで苦戦することはなかった。24
総評
だいぶ前にプレイした25作品だったが、改めてやるとまたストーリーは楽しめた。
テイルズには珍しく百合要素が見え隠れするのも、もう一度やっておきたかった理由の一つ。
戦闘面もフェイタルストライクが気持ちよく、キャラ同士の掛け合いも楽しい良ゲーであった。
ただ、トロフィーコンプは最初から入念に調査しておかないと時期限定要素の多さにくじけてしまいそうではある。
達成状況の見えない記憶術式めぐりや、終盤のイベントを逃すと詰むコレクター図鑑はかなりしんどかった。
ガッツリやり込んで、もうしばらくテイルズは良いかな、という気分だ。
- カロル本人にギルドについていく自信がなく逃げ出すことの連続だったことや、特定の目的に特化したギルドばかりで、彼らの目には器用貧乏に映ったのかもしれない。
- シンフォニアのプレセア・コンパティール。
- レジェンディアのウィル・レイナード。
- OVL中は魔術の詠唱をガッツリ省略して即時発動できるが、その際のセリフ。
- カチカチツルツルピキピキドカーン?
- スキル変化術で水属性も追加。風属性をスキル変化以外持たないリタの補完的な位置づけか。
- いわゆるエルフだろうか。耳が長く尖っている種族。
- 決して思慮深くないとかそういうわけではないのだが……。
- 要所要所でスポット参戦はするが、正式加入は最後の最後。
- 剣でぶつかり合ったり共闘したりする。
- クソゲーしかけてくる相手にはクソゲーで返してやらないとなあ?
- ネスともども、スマブラ64時代に飽きるほど聞いたものである。
- アビスのガイは、フリーランで強敵の周りをぐるぐるしているだけで釘付けにでき、その間にジェイドが術で葬る戦術が猛威を奮った。
- ただし、ボス戦では一撃で倒すことはできず、大ダメージを与えるのみとなる。
- いわゆるセーブポイント。
- 望鏡の墓所禽獣層9Fを逃していた。あのダンジョンは眠い。
- 1倍だと、戦闘不能状態などを駆使して経験値をひたすら減らす工夫が必要らしく、やっていられない。
- デューク撃破後、エンディング終了。
- ユーリ用のうさみみアタッチメント。
- 偉大なアイテムマニア、アイテム嫌いを除く全て。
- 1周目でも、スペクタクルズを使わないデメリットのほうが大きいため、やるにしても2周目以降を推奨。
- ゾフェル氷刃海のバイトジョーなど。
- 前述の通り、筆者は禽獣層9Fの記憶術式に触れ忘れて大変な目にあった。
- ただただ面倒な相手だったので、クリティカルモーメントからの秘奥義サイファーでゴリ押しクソゲー化した。
- 実は、ToVをやるためにPS3を買った。