【アニメ感想】超次元ゲイム ネプテューヌ

目次

  1. 前書き
  2. 濃縮再構成版ネプテューヌ
  3. 安定した作画
  4. 原作との違い
    1. 割と真面目なシーンの多いネプ子
    2. 七賢人と四天王
    3. ぷるるん
    4. ピーシェ
    5. ツイーゲちゃん
    6. 教祖
    7. メーカーキャラ
    8. ゲハバーン
    9. アイエフxコンパ
  5. NGシーン
  6. 原作BGM
  7. 13話について
  8. アニメ見てゲームやろうと思う人向けのおすすめ
  9. 総評

前書き

シナリオの元となっている作品群(mk2、V)のリメイク作品(rebirth2、rebirth3)をクリアしたのでニコ動のdアニメストアチャンネル(とBD7巻)で視聴
OVA13話までのネタバレを含むので注意

濃縮再構成版ネプテューヌ

エスカ&ロジーのアトリエのように、原作の話をうまいことこねこねして再構成している

その性質上、rebirth2及び3(あるいはリメイク前のmk2とV)をプレイしておくと話のネタがわかりやすい
プレイしていなくてもニコ動ならコメントによる補完で元ネタが割と理解できるようになっている
(dアニメストアニコニコ支店は以前までは元動画のコメントが表示されていなかったが、最近リリースされたコメント引用で元動画のコメントも一緒に見られるようになっており、今はそちらでも問題なく楽しむことができる)

細かな設定や展開はだいぶ変わるものの、ネプ子さん始めその他のキャラクターはブレないので原作ファンには嬉しい

安定した作画

細かいシーンで見れば違和感のあるカットはあったが、見せ場はきっちりキレイに仕上げてくれており、美しい女神様が堪能できる

原作との違い

割と真面目なシーンの多いネプ子

12+1話という限られた時間の中でギャグとシリアスをきっちり入れてキレイに終わらすためか、終盤は特にシリアスの比重が大きくなってネプ子が真面目に見える
無印ネプ子ほどガチ真面目キャラではないが、ゲームの展開に慣れていると割と新鮮な顔が見られる

10話でぷるるんに発破かけられた後、顔を上げた時の目とか、ラストの空を見上げる横顔が美しい

七賢人と四天王

これも話の規模に合わせて、登場するのは一部かつ、七賢人/四天王というくくりではなくなっている
四天王ではキャラ立ちが一番アレなトリック様のみ登場、下っ端はその部下ということになっている
マジック様は名前のみマジェコンヌの言い間違いという形で登場している

七賢人ではアクダイジーンとコピリーエースが未登場
アノネデスとレイがあるクライアントによってエディン建国のためピーシェを誘拐する展開になっており、その他のメンバーとの関わりはない

まさかのナスコンヌ完全再現(というか、1話まるごと使っている)
ナス農家さんは最終回でまさかの大見せ場あり。かっこいいじゃねえか……!

危ない幼女の謎に3回繰り返す演出が好き

ぷるるん

12話までは舞台が超次元固定のため、ぷるるんが神次元から超次元に来る展開に変わっている
ただしノワールがプラネテューヌの女神につぶされるのは変わらない

また尺の都合かゲームよりもテンポよく喋ってくれる

ピーシェ

悠木碧の演技もそうだが、アニメで元気よく動き回ってくれるピーシェはすごく可愛い
原作ではそんなことなかったが、アニメでの洗脳はハイライトが消える描写がありやや過激に見える

ネプテューヌのことを思い出す展開がかなり劇的に改変されており、アニメだからこそできる良い締め方をしてくれている

ツイーゲちゃん

まさかのアニオリキャラ(ただし1シーンのみの使い捨て)
rebirth1(と無印)にあった英雄ツイーゲとは別物だろう

ところであの、リーンボックスには優秀な教祖がいたはずでは……?

教祖

イストワール以外にセリフなし
ケイ、ミナは1話にちらっと登場するが、チカさんは影も形もない。不憫である
ケイは男性キャラと間違われないようにとの配慮か、ドレス姿で登場している(が、ミナは普段通り)

ルウィーでは教会職員らしきキャラが登場するが、ミナがいるのは1話だけ

なお、全くチカさんの姿が見られないかというとそうではなく、円盤OPのラストとエンディングのデフォルメキャラの中にちゃっかりいたりする

メーカーキャラ

5pb.ちゃんとMAGES.ちゃんのみ登場
MAGES.ちゃんは1話冒頭と円盤OPのラストに姿が出るのみでセリフはない

5pb.ちゃんは少ないながらセリフあり
OPのDimension Tripper!!!!を歌うのもいつも通り中の人nao
3話冒頭ではmk2のOPも歌っている

ゲハバーン

13話冒頭に(夢オチながら)登場
支配エンドの展開には流石にならず、ギャグを挟まないと死んでしまう病の犠牲になってしまった

アイエフxコンパ

ゲームではどっちもネプ子ラブ勢だったはずが、なんか二人でいい雰囲気になっている
NGシーンでは割と言い逃れできない感じでキマシていてとても良い

NGシーン

次回予告がその回のNGシーンになっており、回によっては感動を台無しにされるので注意
くだらないのに笑ってしまうものばかりで、NGだけまとめて見たい気もする

原作BGM

ゲームで使われたBGMがたまに使われて、ファンには嬉しい

13話について

今13話を正規の手段で見るには円盤7巻を入手する以外に方法がない
以前はアニマックスプラスでも配信されていたようだが、2018/05/26現在ではタイトルごと配信が終了してしまっている
また、ネット配信サービスは数あれど、13話を配信しているサービスは存在しないようだ

神次元が舞台で、10話で別れたピーシェとの再会や、ダブルベール様が見どころ
「カンガルーのように」を聞いて1万回ジャンプしたトラウマを思い出したり、ゲハバーンでちょっと期待してたらやっぱりネプ子はボケないと死んでしまう病だったりと、かなり濃密な話になっている

やっぱり欲を言うとコメント付きで見たいので、ニコニコ配信の検討を……!

アニメ見てゲームやろうと思う人向けのおすすめ

アニメから入る際のおすすめはRe;birth1~3。Steamでも発売されており、おま国されていない
ただし、Re;birth1は今月末にPS4でリメイクが出る。かつ2,3とは別世界の出来事で、アニメともだいぶ毛色の違う話にはなっている
Re;birth2は妹たちの話でややシリアスめ、Re;birth3になってようやくアニメに近い世界観でネプ子主役になるが、ストーリー的にRe;birth2の真エンド履修済みが望ましい

総評

ゲーム版を知っていれば楽しめる上、短い話数の中できっちり話をまとめてくれているのでゲームを既にプレイしていれば文句なしの良作
また、随所でアニメからネプテューヌに入ったという話も見かけるので、初見でも刺さる人には刺さるようだ

ゲームと同じくキマシ分は薄めだが、いい声の人ばかりなので聞くだけでも幸せ
ネプテューヌらしくおバカな展開やメタネタもあり、それでいてシリアスはシリアスでしっかりキメてくれる濃密な作品