【ゲーム感想】GRANBLUE FANTASY: Relink
前置き
筆者はグラブル未プレイで、関連する前知識がほとんどない。1
リリンク本編のネタバレを含むので、未プレイの方は注意してほしい。
グラフィックス
程よくデフォルメがかかった明るい空の世界で、プレイしていて疲れにくかったと思う。
キャラクターのモデリングはやや細めで特徴的だが、十分に可愛く、会話イベントにも違和感がなかったし、ムービーシーンはちゃんと気合の入った動きに見入ってしまった。
ステータス画面や探索中の会話には原作の絵柄でキャラクターの絵が表示される。
サウンド
攻撃のヒット音も気持ちよく、BGMも全体的にシーンに合っていた。
特に星晶獣戦やガラマギ戦の曲は、後半かなり盛り上がる。
エクスカリオンはPart.3のイントロが激アツで、これがなかったら力炉周回は心が折れてしまっていたかもしれない。
一部の曲はリリンク向けに書き下ろされたものではないのか、ルリアノートのBGMから聴くことができない。
属性竜戦のレトロRPG感や、バハムート・オルタ、プロトバハムート戦のボーカル曲も良いクサメタルで好きなだけに、これはちょっと寂しい。
CVはめちゃくちゃ豪華。初期からいるキャラクターばかりというのもあるが、本作新規キャラも必ずと言っていいほどどこかで聞いた声。
フェイトエピソードは各キャラクターの担当声優による朗読になっており、そうそうたる面々が揃っている本作においてはかなり贅沢なパートになっていて、とても良い。
シナリオ/キャラクター
メインストーリーは変にひねらない王道ストーリー。
新しい空域での冒険が描かれる上、メインキャラクター同士の関係は会話の中でなんとなくわかるようになっている。
専門用語はあまり出てこないし、出てきても用語集で確認できるため、原作を全く知らなくても問題なく楽しめた。
特に戦闘中のキャラ同士の掛け合いが楽しい。
各キャラにはフェイトエピソードが用意されており、前半は原作でそのキャラクターが登場した際のエピソードが軽く確認できる。
フェイトエピソード後半は本作の舞台である新空域ゼーガ・グランデに来てから各キャラが体験したエピソードになっていて、原作既プレイ勢にとってもある程度新鮮なものになっていると思われる。
フェイトエピソードで特に面白かったのはジークフリート、ヨダルラーハ辺り。
オイゲンやフェリなど、ややビターな展開もあった。
メインストーリーに登場するプレイアブルキャラ
ジータ(グラン)
グランとジータは選択制で、スキン変更でいつでも変更可能。
筆者は特に迷うことなくジータを選択して、ずっとそのままだった。
口数は少ないが熱い心を持った主人公。
要所要所でちゃんと決めてくれるので、魅力的なメンバーに囲まれながらもしっかり存在感があった。
究極武器の中で一番最初に入手したのが彼女の七星剣だったので、その関係でそれなりに使う機会は多かった。
ディストリームのヒット数が気持ちいい。ヒールオールやディレイのサポート性能もあり、自分で操作してもNPCに操作してもらっても一定の仕事ができる。
CV金元寿子。ガルパンのカチューシャ、バンドリのつぐみ、まちカドまぞくの千代田桜、バレガ2のジェリー、りりくるのなっちゃん、ブルアカのジュンコ、原神のニィロウの人。
カタリナ
ルリアを守る騎士。ルリアのことになると冷静さを欠くことが多い。
ルリアも彼女に懐いており、微笑ましいやり取りが多い。
フェイトエピソード後半で、メシマズ勢であることが明らかになる。2
戦闘面では、アレスをどれだけ呼び出し、維持できるかが問われる難しいキャラ。
あまりに難しいため、筆者は放置稼ぎの棒立ち役としていくらか使ってしまった。
CV沢城みゆき。ぷちこ、スト魔女のペリーヌ、Angel Beats!の岩沢、ToXのミラ、原神の雷電将軍、スターレイルの黄泉3の人。
ラカム
グランサイファーの操舵士。逆毛ヘアの気のいいあんちゃん。
グランサイファーは度々無茶をさせられる4ので、相棒の彼としては気苦労が絶えないだろう。
ちょっぴりお調子者なところがあり、そのおかげで仲間とのやり取りが面白い。
特にイオに雑な扱いをされる掛け合いが良い。
戦闘面では飛び道具持ちで扱いやすい。
コラテラルダメージを撃って自爆すると、他のメンバーが一斉に「ラカムゥーッ!」と叫んでくれる。
CV平田広明。金田一少年の事件簿のいつきさん、最遊記の悟浄、ワンピースのサンジ、ゴッドイーターのリンドウさん、DDFFのラグナの人。
イオ
ツインテお嬢ちゃん。レディとして常に向上心を感じる、可愛くも強い子。
ロゼッタとの絡みに色々と可能性を感じる。
戦闘面ではチャージ&遠距離主体で扱いがやや難しい。
ライトニングを入れておくとNPCが開幕で麻痺を入れてくれるため、そこそこお世話になった。
CV田村ゆかり。なのは、ひぐらしの梨花、ブルアカのサヤ、原神の七七、ナヒーダの人。
オイゲン
ジジイを自称する隻眼のスナイパー。
どっしり構えていて頼りになるおっちゃん。
故郷のアウギュステは、「頭アウギュステかよ」のワードなどからギャグ中心の世界観なのだと思っていたが、そんなことはなかった。
彼のフェイトエピソードは普通にシリアスで、ビターだがこれもまた良かった。
戦闘面ではぶっちぎりで最強キャラと言っても過言ではない。
遠距離から攻撃でき、アビリティも優秀でDPSが高く、麻痺で行動阻害も可能。
筆者のところにはドラゴニックファイアが早い段階で出てくれたので、放置狩りのNPC枠として大活躍してもらった。
CV山路和弘。藤原啓治が亡くなった後、役を引き継いだとのこと。
ワンパンマンのシルバーファング、進撃の巨人のケニー・アッカーマン、ウィッチャー3のゲラルト、サンブレイクのアルロー教官の人。
ロゼッタ
バラの星晶獣の化身。お色気お姉さん。
色々知っている系だがまだ明かせないパターンの典型として、セリフが少なく影が薄くなりがち。
公式4コマのせいで、JKと呼ばれているらしい。
戦闘面ではバラを設置して戦うトリッキーな性能をしている。
バラの攻撃に追撃ジーンが乗らないのでジーン枠に少し余裕がある。
CV田中理恵。ガルパンのまほ、スト魔女のミーナ中佐、ネプテューヌ、Fateの殺生院キアラ、ブルアカのミモリ、原神のリサ、崩壊スターレイルの姫子5の人。
イド
敵として立ちはだかる青年。リリスの拾い子として育てられ、リリスに仕える将軍として戦果を上げ続けてきたらしい。
メインストーリーは彼がリリスから自立する物語でもある。
ルリアを守る任務の中で、己の中で正しさについての問答を繰り返し、最後にはリリスに反旗を翻すことになる。
仲間になった後は感情表現が不器用な少年らしい可愛さが垣間見え、良いキャラになっている。
フェイトエピソードで過去の罪もしっかりフォローしている。
戦闘面ではやや動きが遅く、竜化後のほうが扱いにくい、NPCとしてもリンクアタックへの参加が漏れがちなど、やや不遇。
CV津田健次郎。海馬社長、乾貞治、ジョジョ一部のブラフォード、ルルアのアトリエのベノンさんの人。
メインストーリーに登場するその他のキャラ
ビィ
マスコット。小さくてかわいいが、ドラゴンらしい。
メインストーリーでもしっかり活躍するシーンがある。
戦闘中にいちいち喋ってヒントを教えてくれる。慣れるまでは彼(?)の助言に助けられたものである。
毎年エイプリルフールに変なことを言わされている印象が強い。
CV釘宮理恵。ハガレンのアル、なのはのアリサ、灼眼のシャナ、禁書のアニェーゼ、緋弾のアリア、FF4リメイクのパロポロ、ルルアのアトリエのスティアの人。
ルリア
ピーチ姫枠。メインストーリーでは終盤まで囚われの身で、メインストーリーが終わると非戦闘員のため空気になってしまう。
バハムートを呼ぶところが最大の見せ場か。
CV東山奈央。きんモザのカレン、ブルアカのミカの人。
シェロカルテ
よろず屋シェロちゃん。ダジャレの鬼。
CV加藤英美里。らきすたのかがみ、まどマギのキュゥべえ、ゆるゆりの櫻子、Angel Beats!の関根、バンドリのひまり、ルルアのアトリエのリーザ、ブルアカのカエデの人。
やり込み始めると、「スゴイスゴイ」「アンビリーバボー」を無限に聞かされることになる。
ローラン
序盤で騎空団を導いてくれる親切なメガネ。
ちょっと影がある空気もそうだが、いずれ裏切るんじゃないかと疑った騎空士は少なくないだろう。
最後までちゃんと良いやつだった。
機械オタクなところがあり、タイユタールのことを早口で語ってイオに咎められるシーンが可愛い。
最後はルリア以上にメインヒロインやってるかも。
CV神谷浩史。Angel Beats!の音無君、進撃の巨人のリヴァイ兵長、Fateシリーズの間桐慎二、原神のヌヴィレットの人。
イストリアス
怪しげな魔法使い。ローランの仲間ということで初手は警戒したが、普通にいい人。
最初に出てきて封印を解いてくれるところ以外だとほとんど出番がなく、影は薄い。
CV榊原良子。
ザスバ
ザスバ一家と呼ばれる組織のトップ。グラサンのおっちゃん。
お宝のことになると性格が変わる。
組織のトップにふさわしい統率力を持っており、部下も個性豊か。
やりこみフェーズでも遺物の鑑定で度々お世話になるお方。
CV玄田哲章。コマンドーのメイトリクス(吹き替え)、ハリーポッターのハグリッド(吹き替え)、ToAの黒獅子ラルゴ、ワンパンマンのメタルナイトの人。
ガランツァ
リリス配下の三将軍の一人。豪快な巨漢。決戦前に爆弾おにぎりをむしゃむしゃしている。
白狼兵団を率いる将軍なのだが、マギラフリラと二人でかかってくるシーンが印象深すぎてあまり将軍っぽさはない。
パワータイプでゴリゴリ攻めてくるため、マギラフリラよりもこちらに苦戦した。
PROUDのマギラフリラとの同時討伐クエスト、いわゆるガラマギクエストでは、マギラフリラとのリンクアタックまで決めてくる。
その時の掛け合いが面白い。「俺の名前はどこに行ったァ!?」6
CV山寺宏一。ご存知七色の声を持つ男。
マギラフリラ
リリス配下の三将軍の一人。ガランツァ将軍の巨体と対になるような小柄なハーヴィンの女性。
紅茶と武器の収集が大好きなお嬢様。配下の刃重衆にはお嬢と呼ばれている。
バーストオーラでスペリオルシリーズなる武器のお披露目をしてくる。
ガランツァよりも攻撃力は低いものの、その代わりに防御面がかなり固めになっており、そういった点でも対照的。
ゼタのフェイトエピソードに出番があるため、マギラフリラファンは必見。
イドにはマギ姉と呼ばれている。マギ姉!?
CV早見沙織。魔法科高校劣等生の妹、ごちうさの青山ブルーマウンテン、ブルアカのナギサ、原神の綾華の人。
リリス
悪役。星の民であり、星の世界に変えるためにゼーガ・グランデ空域をもろとも犠牲にしようとした。
最後は奈落の底に落ちていったが、死亡確認はされていないため、何らかの手段でまた立ちはだかるかもしれない。
CV桑島法子。ToSのプレセア、崩壊スターレイルの鏡流の人。
メインストーリーに登場しないプレイアブルキャラ
シャルロッテ
リュミエール聖騎士団の団長。
ゼタにシャル姉と呼ばれている。そこのところ、ちょっと詳しく!
戦闘面ではとにかく連打で火力を出していくタイプで、楽しいし弱くはないのだが、使っていると指が疲れる。
CV名塚佳織。スト魔女のリーネ、のんのんびよりの一姉、プリズマイリヤの美遊、トトリのアトリエのトトリ、ブルアカのヒビキ、崩壊スターレイルのロビンの人。
普段の演技とはだいぶ違う毛色の声で、聞いていて新鮮だった。
ガンダゴウザ
でっかいヒゲマッチョ。拳一つですべてを解決し、背中で語る系の漢。
フェイトエピソードがかなり面白い。
戦闘面では動きがもっさりしており、ジャストコンボが必要なので難しい。
CV梁田清之。2022年に亡くなっている。
フェリ
幽霊少女。
フェイトエピソードがちょっとビター。
戦闘面では、ジャンプ攻撃を繰り返して高速で奥義ゲージを貯める運用ができ、使いやすい。
CV米澤円。ふし幻シリーズの早苗さんの人。
ナルメア
長巻を使う剣豪。世話焼きキャラ……だが、かなり危ういところがある。
フェイトエピソードはその危うさに焦点を当てており、残念ながらキャラクターの魅力が伝わるものではなかった。7
戦闘面では2スタイルを切り替えながら戦うスイッチファイター。
コンボキャラのため覚えるのが苦手だと使いにくいが、覚えてしまえばやることはある程度決まっているのでやりやすい。
CV M・A・O。がっこうぐらしのりーさん、刀使ノ巫女の此花寿々花、バレガシリーズの彩、よるのないくにのアーナスの人。
ランスロット
クソ真面目系ナイト。
フェイトエピソードがちゃんと面白かった。
戦闘面では二刀流でひたすら殴る、シャルロットに近い手数キャラ。
氷結状態にさせる手段も持っており、かなり強いのではないかと思われる。
CV小野友樹。グラン、東方仗助、鬼柳京介の人。
ヴェイン
ランスロットをランちゃんと呼ぶ幼馴染。明るい兄ちゃん。
フェイトエピソードで子どもたちと遊ぶ姿が微笑ましい。
戦闘面では近くにいる味方を守るバリアを展開できる他、アビキャンでチャージ攻撃を連打できれば強いので、扱いやすい。
CV江口拓也。
パーシヴァル
逆毛の兄ちゃん。人の上に立つ者の自覚とカリスマがある。
過去がだいぶ壮絶。理想に向かって突き進む熱い心を持っており、フェイトエピソードでもその魅力が垣間見える。
戦闘面ではチャージ攻撃が多く、アビキャンで即座にチャージ攻撃を出すテクニックがある。
DPSが高いのか、放置狩りのNPC適性も高め。チャージ中怯み無効のせいかやや被弾しがちなので、火力が足りないと倒れてしまいがちなところには注意。
CV逢坂良太。進撃の巨人のマルコ、原神のベネットの人。
ジークフリート
名前の元ネタの通り、グラブル原作でも竜殺しらしいお兄さん。
竜殺しが竜と一緒に行動するフェイトエピソードがかなり面白かった。
戦闘面ではジャストコンボが要求されるものの、挙動自体は素直でわかりやすい。
CV井上和彦。カカシ先生、カーズ様、Fate/EXTELLA LINKのカール大帝の人。
カリオストロ
美少女おじさん。おっさんと呼ばれていることは知っていたのだが、その由来は本作のフェイトエピソードを読んで初めて知った。
戦闘面ではアビリティが優秀で、NPC適性もある。
筆者は、プロバハ放置用のNPCとして採用した。
CV丹下桜。木之本桜、Fate/EXTRAシリーズのネロ、ブルアカのチェリノの人。
かわいぶってる声と素の声どちらも聴くことができ、他キャラとの掛け合いが面白い。
ヨダルラーハ
ヨダ爺。フェイトエピソードでひたすら釣りをしている。
戦闘面では二刀流での手数キャラ。究極武器はそれで良いんですか。
CV千葉繁。ワンピースのバギー、ケフカの人。
ゼタ
組織に属する星晶獣ハンター。フェイトエピソードがおねショタ。
バザラガとのコンビなので、そちらにも出番あり。
戦闘面では空中に飛び上がってエリアルコンボを繰り返す唯一性のある性能をしていて、楽しい。
筆者は最序盤に解放し、ずっと使っていた。
裸一貫のジーンをつけるとNPC適性も高いらしい。
CV花澤香菜。Angel Beats!の天使ちゃん、ゆゆゆの園子、ToGのソフィ、ネプテューヌのぷるるん、ブルアカのアツコの人。
バザラガ
ツノよろい。暗い過去を持つ巨漢だが、フェイトエピソードの結末は明るく、結構かわいらしい。
戦闘面ではもっさりした動きの代わりにアーマーをつけたりしながらゴリ押ししていくスタイル。
アビキャンでチャージ攻撃をするのが簡単で良いか。
CV立木文彦。ToSのクラトス、アトリエシリーズのハゲルさん、Bloodborneのガスコイン神父の人。
システム
3DアクションRPG
武器やキャラクターを鍛えて攻略していく3Dアクションゲーム。
操作キャラはメインストーリーの要所やフェイトエピソードでは限定されるものの、基本的に自由に選べる。
アクション面は無双や3Dテイルズを思い浮かべてもらえればわかりやすいか。
通常攻撃と固有アクションに加え、アビリティを4種セットしてそれを使う。
奥義ゲージが貯まると奥義を発動できる。
難易度選択も可能だが、最終的には最高難易度のPROUDに挑むことになる。
回避とガードが優秀
3Dアクションでモンハンやゴッドイーターのような操作感ではあるが、本作は回避とガードがめちゃくちゃ優秀。
回避動作中は無敵であり、猶予フレームがそこそこ長いジャスト回避を決めると更に長い無敵状態が得られる。
ガードも優秀で、ガード中はガードブレイクされない限り攻撃によるダメージを受けない。
しかも、ガードを入力したまま攻撃や回避動作を行うことができ、これによって攻撃中や回避の後隙にダメージを受けそうになってもガード判定で助かる。
特に高難易度では、ガードの優秀さを知っているかどうかでクエストの成否が変わる。
最大4人のマルチプレイ
クエストに挑むモードでは、最大4人までマルチプレイが可能。
フレンドを招待して遊んだり、いわゆる野良マッチングでのプレイもできる。
SteamとPSでクロスプレイすることはできないので注意。
NPCが強い
マルチプレイも可能だが、本作はクエストにNPCを3人まで連れて行くことができ、このNPCが非常に強力で、ソロプレイヤーにも優しい。
基本的に敵の攻撃を超反応でジャスト回避してくれるし、ギミックに対しても最適な動きをしてくれるため、攻略に詰まったらNPCの動きを観察してみるのも良いだろう。
放置狩り
なんと、NPCが強すぎて、最終的にはプレイヤーが操作を行わずに敵を倒すことができる。
クエストへの連続挑戦システムがあり、1戦終わった後にその入力を行えばあと9戦は自動でやってくれる。
難易度VERY HARD以下の場合はフルアシストモードを有効にしておけばプレイヤーが棒立ちしていても自動で回避と攻撃を行ってくれる。
MANIAC以上の難易度ではフルアシストモードは無効だが、守護や堅守、リジェネなどの耐久系ジーンで固めておけば棒立ちしていても耐えられる。
最終的に、筆者はプロバハすら放置撃破を安定させた。
キャラクター強化、装備強化、ジーン
キャラクターを強くするためには、MSPを利用して行うキャラクター強化や、装備のレベルを上げたり、ジーンを装備したりする。
キャラクター強化はいわゆるスフィア盤で、ポイントを消費して強化ツリーを進めていく。
MSP稼ぎはスライムが大量に出現するクエストを回すことで行える他、最終的に放置狩りまでするなら余らせることになるため、消費してMSPを入手できるアンブロシアは入手した直後に使ってしまって構わない。
装備は武錬の結晶とルピを消費してレベルを上げることができ、レベル上限は素材を消費して上げることができる。
武器の作成にも素材が要求され、武器を作ったりレベルを上げることで可能になるキャラクター強化もある。
武器はそれぞれ防御特化、クリティカル特化、スタン特化などの種類があり、ほしい能力に応じて選択することになるが、最終的には究極武器を担ぐことになる。
ただし、究極武器の強化のためにすべての武器を最大レベルまで上げる必要があるため、究極武器以外を強化しても無駄にはならない。
究極武器が手に入るまでは、クリティカル率を補強できるクリティカル特化か、スタン特化で部位破壊、リンクアタックを早めるのがオススメ。
放置狩りをするなら防御特化を鍛えておくとやりやすい。
覚醒武器の完凸はプロバハ初回攻略のために1~2人分作っておくと良いが、それ以上は趣味の領域。
武器にはひとつだけ加護をつけてスキルを付与できる。
最終的にはクリティカル確率Lv10がついた加護を使うことになるだろう。
キャラクターはジーンを装備することで、スキルを獲得して強くなる。
ジーンはクエストクリアの報酬で手に入る他、シェロちゃんのお楽しみ券で錬成することもできる。
キャラごとに微妙に差異はあるものの、最終的にはダメージ上限5+、クリティカル確率5+、追撃5、有利属性変換を揃えて火力を出しつつ、ガッツと自動復活で耐久を担保していくことになる。
ジーン錬成
シェロちゃんのお楽しみ券を消費してジーンと加護を錬成でき、ある程度ストーリー・クエスト攻略を進行すると上級錬成が行えるようになる。
上級錬成が行えるようになるまで、ジーン錬成ではさほど良い物が出ない。
上級錬成からは各キャラ固有のスキルがついたジーンが入手できる。
キャラクターによっては操作感がグンと快適になるので、積極的に回していきたい。
ジーン錬成Lv3でお楽しみ券を消費し、上級錬成のためのポイントをためてから上級錬成を回す流れになる。
お楽しみ券はある程度周回を重ねていくとあふれるトレジャーを交換することで大量に入手できる。
最大所持数が999しかなく、1回の錬成で25枚しか消費できないため、錬成Lv3はひたすら虚無の連打タイム8になる。
上級錬成用のポイントが手に入るレートが渋いこともあり、良いものを引き当てるにはひたすら無の心で連打するしかない。
流石にこれはストレスが大きかったので、一括錬成などの改善アップデートがほしいところ。
NPC用に高揚・明鏡止水がサブについた攻撃系のジーンを確保しておくと、高難易度の放置周回が捗る。
ダリア賞・シャッフルクエスト
シャッフルクエストに行くと報酬としてダリア金賞、ダリア銀賞を入手することができる。
シェロちゃんのよろず屋でダリア賞と特定のアイテムを交換でき、入手が面倒なレアアイテムがあったりもする。
ただし、シャッフルクエストへ行くと自動で戦力が調整されてしまい、育成が進んでいればいるほど弱体化を受けてストレスを感じることになる。
オンラインでは他の人のクエストにマッチングするようになっているが、入った先でお荷物になってしまう可能性があり、そういった点でも参加がためらわれるものだった。
オフラインでシャッフルクエストをやれないこともないが、ダリア金賞のドロップ率が極端に低く、確定ドロップにできるチケットはオンラインでしか使用できない。
なおかつ、チケットはデイリーで1枚もらえるという、家庭用ゲームのくせにソーシャルゲームみたいな仕組みになっている。
やりこみ
トロフィーコンプ
難しいものはそこまで多くないが、時間はかかる。
ジ・アルティメット
難易度ULTIMATEでメインストーリーを0章までクリアする。
難易度ULTIMATEというが、PROUDで周回できるほどの力をつけた騎空士であれば特に苦戦しないだろう。
最高の騎空団
全キャラクター解放。
シンプルだが、キャラクター解放チケットが1枚だけダリア金賞交換にあり、後回しにすればするほどストレスフルになってしまう。
運命の翼々
全キャラクターのフェイトエピソードクリア。
単純にキャラ数が多いので、時間がかかる。
フェイトエピソードをクリアするとジーン装備スロットも増えるので、使うキャラは優先的に終わらせておきたい。
追憶の導
これがシルバートロフィーなのはあまり納得がいかない、というくらいに時間のかかるトロフィー。
ルリアノートの図鑑をコンプする必要があり、プロトバハムートからの究極武器ドロップを全キャラ分入手する必要がある。
筆者は流石に手動ではやっていられないので、放置狩りでなんとかしてしまった。
武器はフルコンプしても114/115になることがあるが、これは特典武器が数に含まれているため。
114/115の状態でも問題なくトロフィーが獲得できるため、特典必須のトロフィーというわけではない。
ウォーサバイバー
4章で敵戦艦の砲台をすべて破壊する。
砲台は各戦艦に4門ずつ備わっているため、コントロールユニット破壊前にそれぞれの砲台に向かって走る必要がある。
難易度は問われていないので、低難易度でやってしまうか、ULTIMATE攻略のついでにやってしまっても良い。
汝の名は
0章でマグナバハムート・オルタをノーダメージ撃破する。
アクションが苦手なプレイヤーにとってはかなり難易度が高く、ULTIMATE攻略のついでに、などとは考えないほうが良い。
トロフィー獲得のために難易度は問われないので、難易度を下げてフルアシストモードをONにすると、勝手に攻撃してくれる。
攻撃をフルアシストモードに任せてプレイヤーは回避に専念、とすることで比較的容易に達成できる。
放置狩りの安定化
本作はNPCとプレイヤーのビルドをしっかりしておけば、一部のクエスト9を除いてプレイヤーが一切動かずにクリアできてしまう。
最終的にプロバハまで放置を安定させたが、その中でやはりマナガルム・ニヒラ、セスラカ、プロバハの3体は放置の安定化がかなり難しかったように思う。
特にマナガルム・ニヒラは、安定したと言ってもプレイヤーやNPCが倒されるケースがまだあり、放置狩りの難易度という意味では最強なのではないだろうか。
ルリアノートコンプ
ルリアノートには図鑑の他に称号リストもある。
奥義を各キャラクターで30回発動させる、究極武器を完凸させるなど、面倒な条件のものが多く、全達成にはかなりの時間を要することだろう。
筆者はトロコンだけして、こちらのコンプはしていない。
総評
アクションの手触り感が良く、原作を知らなくてもキャラクターや世界観について把握できるような配慮がなされており、かなり楽しめた。
メインストーリーは王道ながら熱い展開だったし、フェイトエピソードもキャラクターの魅力を引き出す良いシナリオだったと思う。10
実際にプレイできるかどうかはリソース状況から厳しそうだが、原作やアニメにも興味が出てくる良い作品だったように思う。
筆者は原作プレイヤーである友人と一緒にプレイするケースが多かったが、原作プレイヤーからもかなり好評な様子であった。
マルチプレイでワイワイやるのも楽しい。
やりこみフェーズでの錬成やダリア賞関連での細かい不満はあったものの、それ以外は総じて高レベルにまとまっており、名作と言っても過言ではない。
今後、追加コンテンツでボスやキャラクターが追加されるとのことなので、それも楽しみ。
- アニメでバハムートを召喚するところまで見たくらい。
- 原作勢に聞けば、毎年のバレンタインでは彼女の生み出すダークマターに対し、毎年果敢に挑む者の勇姿が見られるという。
- いわゆる「雷電顔」として、崩壊シリーズ及び原神では似た顔のキャラクターを彼女が演じているようだ。
- プロバハ周回でボコボコにされ続けるが、飛び続けてくれる。頑丈すぎる。
- 他の崩壊シリーズの無量塔姫子も同様。
- メインストーリーで戦う際には、逆のパターンも存在する。
- 10年続いてこの危うさをケアする展開がなかったのかと驚いたものである。
- 「スゴイスゴイ」「アンビリーバボー」を無限に聞かされる時間。
- エクスカリオンやプレイヤーの移動が必要なクエスト。
- ただし、ナルメアを除く。