【ゲーム感想】Promise

目次

  1. 前置き
  2. 作品配布・販売ページリンク
  3. グラフィックス
  4. シナリオ/キャラクター
    1. メインシナリオ = 最高の体験
    2. 雑談
    3. ソフィー=フリクセル
    4. フェイ=ヴィカンデル
    5. クリスティーネ=ノルダール
    6. イザベラ=クレアム
    7. リンリン
    8. メイリン
    9. エレナ=フリュクレフ
    10. リーチェ
    11. アマリア=フィオレンティーニ
    12. ボッテキア
    13. 樟葉&くじゅは
  5. システム
    1. きっちり調整された戦闘バランス
    2. 宝箱サーチシステムで無駄な探索は不要に
    3. セーブは教会のみ ただしテレポート可能
  6. 開発裏話
    1. MZ移行
    2. テストプレイ期間の追加システム
  7. やりこみ
    1. コレクションアイテム
    2. 賞金首
    3. 綺麗なメダル
  8. 総評

前置き

本作は3年前に筆者が悲鳴を上げた作品Againの続編にあたる。
両作品の根幹に関わるネタバレを含むので、ぜひ両方ともプレイした上で本記事をお読みいただきたい。1

また、筆者がシステム面で大きく関わらせていただいた作品であるため、その辺りの裏話も話せる範囲で記しておく。

作品配布・販売ページリンク

グラフィックス

前作から引き続き、本作の最大の魅力は美しいマップの数々だ。
作者のこだわりを徹底して詰め込んだマップの総数は、900を超える。2
世界各地を冒険する、SFC時代の古き良きRPGをひたすら丁寧に仕上げた作品になっており、前作で苦しめられた暗すぎるマップなどのストレス要因もプレイヤーサイドに寄り添ってしっかりと調整されている。3
ゲームバランス面でもマップをちゃんと歩いてもらうような設計になっており、マップに関してはこれ以上望めないクオリティになっている。

立ち絵やアイキャッチのイラストはきんなんさん。前作でマッチ売りの少女や桜の扉奥で出会えるくノ一のイラストを担当していた。
パーティメンバーが10人+主要サブキャラクターの立ち絵はすべて可愛らしく、表情からキャラクターの性格や感情がしっかり伝わってきて良い。

そして、真エンディングのモノクロイラストを見たとき、筆者は慟哭した。4
システム面をほぼフルで担当し、深く関わらせていただいたことに心の底から感謝するほどのエモさであった。

シナリオ/キャラクター

本項目について、筆者は冷静でいられる自信がまったくない。時折発狂したオタクの悲鳴が交じることになるが、ご容赦いただきたい。
むしろ、画面の前のあなたにも同じ悲鳴を上げてほしい。
だから、未プレイの方には前作含めてプレイしてから読んでほしいのだ。

メインシナリオ = 最高の体験

前作がアレだっただけに、道中で前作の面影を見つけるたびにちょっとだけ怖くなったりもしたが、作者本人の「ちゃんと今回はハッピーエンドにします」宣言を信じて遊びきった。
道中のメインシナリオは、本当に古き良きRPGといった感じで、あまり複雑になりすぎず、筋道がわかりやすい。

そして、魔法の里地方の小さな家付近にあるあの建物と木、そして赤水晶を見たとき、これはもしかして前作プレイヤーを殺すためのヤバいギミックが仕掛けられているのでは? と直感した。

果たしてその直感は真実であった。

ラスボス君! 名前! 名前ーッ!
各地で書物やら伝承で語られているのはお前のことだと思ってたよ。けど、お前、お前さあ、なんでそんなマッチョになってるの!?

何かしら前作に関連する人物がクリア後のおまけかどこかで登場すると思ってはいた。ラスボスの立ち絵は、制作過程の共有で知ってしまっていただけに、そこまでは特に前作に関わらず進行する話なのだと、思い込んでいた。5
下手に知識が与えられていただけに完全にしてやられたわけである。情報の出し方がうまい! オタクの殺し方を心得てる! 人の心!!!!!! Againというタイトルには、前作プレイヤーは二度死ぬ的な意味もあったんだなこれが!6

こうなると、ラスボス戦まで入ることができなかったあの扉の奥が俄然気になってくるというわけだ。
前作続投組の博物館の主から黒の鍵を託され、前作の各世界を象ったマップを歩きながら、一番奥にいるであろうあの子に会って、全てに決着をつけるぞという意気込みでプレイしていた。7

強力なモンスターが跋扈する裏ダンジョンを突き進み、最奥に到達したとき、彼女はそこにいたのである。
ちゃんと前作を踏襲した絵柄かつ、本作の絵とも乖離しないように描かれた彼女を前に、筆者は決意をみなぎらせた。終わらせてやるからな、と。

激戦であった。ラスボス戦ですら出し渋った全体フル回復アイテムをきっちり使い、最後の最後まで、完膚なきまでに遊びきったと言えよう。呼吸を忘れていたのか、戦闘後に画面の前の筆者が息切れするほどであった。
そこに、あのモノクロイラストである。こんなもの、前作を最後まで遊んだオタクなら情緒をめちゃくちゃにされて当たり前だ。8

雑談

各地には、特定のパーティメンバーがいる場合に、会話イベントが発生するポイントがある。
特に話の本筋には関わらない雑談イベントで、言ってしまえばどうでも良い会話しかないのだが、これがまた楽しい。

筆者のお気に入りは、クリスがメイリンに手を出して死にかけるイベント。

欲を言えば、一度見たイベントもふと思い出したときにもう一度見たいとは思う。

また、コレクションアイテムが前作から続投しており、本作ではボッテキアとパーティメンバーの一人が話す形式でアイテムについての紹介が行われる。
これも本編と関わらない雑談になっており、キャラクターの個性を掘り下げる内容が多いため、ゲーム中盤くらいからはこれがメインの楽しみになっていた。

ソフィー=フリクセル

どこにでもいる普通の女の子……らしい。お前のような美少女がどこにでもいてたまるかというツッコミは、直近ではライザで経験したものだ。

素直で、周りの濃い連中に比べるとやや影が薄い……と思いきや、フェイへの溺愛っぷりがだんだん壊れてくる。もう一歩踏み出せば赤座あかねレベルに到達できる。
クリスへの対応も含め、ちょっと頼りないけど頑張るお姉ちゃんである。

戦闘面では回復補助サブ火力と何でもできるオールラウンダー。筆者は基本的に彼女をパーティから外せなかった。
ストップの魔導書も彼女に使ったくらい。

フェイ=ヴィカンデル

村を魔物に滅ぼされ、命からがらソフィーのいる村までたどり着いた少女。12歳に対してあまりに過酷な運命では?
その暗い影を抱えながらも、本編中ではそれを感じさせるシーンは少なく、基本的に素直で明るい良い子である。

ソフィーにべったりなところがあり、この二人はもはや相思相愛と言っても過言ではない。

戦闘面では、序盤から種族特攻持ちのため火力要員として活躍。最終盤に至るまでメイン火力としてスタメンにい続けてくれた。

クリスティーネ=ノルダール

14歳の自称天才魔法少女。しかしてその実態は、パーティ加入時のイベントからいきなり公文書偽造をやらかす問題児。

お調子者でいたずら好き、セクハラ上等の問題児だが、実は人一倍、他人に対して気を使う子。9
自分も結構なスタイルかつ露出だが、とにかくおっぱい大好き星人らしく、事あるごとに揉もうとする。そしてそのたびに死にかける。
死にかけながらも学習せずに同じことを繰り返す、愛すべきバカ。

イザベラからの報復を受けるときの「やめろ はなせ ま゛ーーーー!」とかメイリンに手を出したときのガチで命がヤバそうな声が好き。

実は本作で最初期に作られたキャラクターらしく、メインシナリオ中に大きめの専用イベントがある。
ちゃんといい子なんですよ。ちょっと学習しないだけで。

ソフィーのことを先輩と呼んで慕っている。願いの丘イベント良かった。

戦闘面では魔法使いらしく、火力満点耐久0点。
筆者のプレイではなぜかよく狙われる傾向にあり、頻繁にノびていた。

イザベラ=クレアム

イグニシア国の女王。厳しい性格をした、パーティ内の大人役。
エレナ曰く、昔はもっと厳しかったらしい。ソフィーたちに会って、少し丸くなったようだ。

クリスのいたずらに対しては、「言ってわからないのなら身体で教える他あるまい」とでも言わんばかりにお仕置きする。それでもあの子学習しないんだけどさ!

真面目で厳格な彼女だが、根っからの武闘派らしく、戦闘はできても書き物は苦手。良いギャップだ。

戦闘面では、回避高めの生存能力を持った前衛火力という感じ。
ボス戦ではやや物足りないシーンも多くなるものの、雑魚戦ではかなり使いやすい。
終盤のボス戦でも、最終武器の都合上、特定の相手には十分な火力を出せたりする。

リンリン

作中屈指の爆裂ボディ姉妹の姉のほう。
湿気の強い妹と違い、こっちはかなりさっぱりした性格。

おバカに見えて、彼女も割と周囲に気を使っている節がある。

戦闘面では、とにかくHPがぶっ飛んで高くなる。
魔法防御は紙ッぺらだが、それを補ってあまりあるHPの高さで、ライフで受けるタイプ。
攻撃面では弱点をつくことこそできないものの、汎用的にある程度の火力を出し続けられるのは魅力。
特に最終盤、奥義を覚えた後はメイン火力として運用できるほどになる。

メイリン

爆裂ボディ姉妹の妹のほう。
おとなしい性格をしているが、姉のことになると壊れるガチの姉好き。

姉と一緒に中華料理店を営んでいるが、冒険のためしばらく店はお休み。
大丈夫なのかと思うが、出張サービスなどでちょいちょい閉めているらしく、問題ないだけの蓄えはあるのだろう。
姉か樟葉のことになると熱くなるが、それ以外だとあんまり印象に残らない。

戦闘面では、会心重視の火力役。
装備で会心率を上げられるようになってからが、彼女の本領発揮。
最終的に7割近くまで会心率を上げることができ、装備次第では姉以上にコンスタントに火力を出していける。

エレナ=フリュクレフ

エールハラ国でシスターをやっている人。糸目の美人。
真面目な人かと思いきや、かなりのおちゃめさん。
普段と全く変わらないトーンでジョークをぶっ放してくるため、よくリーチェが巻き添えを食っている。

イザベラとは昔から親交があったらしい。そこのところ、詳しく!!!

戦闘面では、回復に振り切ったヒーラータイプ。
ソフィーでは追いつかない場合にも彼女なら安心。
攻撃魔法もあるので、サブ火力もこなせる。

リーチェ

エールハラでシスターをやっている11歳。
ツンツンした生意気な少女だが、それは彼女が最前線で戦うシスターとして気を張っているがためでもある。
フェイほどではないにせよ、このゲーム少女に過酷な運命を背負わせすぎでは?

よくクリスに体型について煽られるが、年齢に対してクリスが成長しすぎなのではないかとは思う。
ボッテキアとも言い合いになるケースが。争いは同じレベルの者同士でしか発生しない……ッ!

戦闘面では、アイテムを消費する代わりに莫大なリターンをもたらす状態異常や一発立て直し担当。
賞金首や特定の状態異常を無効化しないボスなどの厄介な相手にスポットで使っていくことになるか。
特に加入当初は弾薬費が洒落にならないため、彼女の真価が発揮できるシーンは資金に余裕が出てきてからになる。
パーティメンバー10人のうち、もっとも運用がトリッキーになる子。

アマリア=フィオレンティーニ

北の国ドルリーフで兵士をやっている少女。片腕が義手になっている。

普通に話している分にはまともな子だが、骨董品のことになると壊れる。
骨董品が好きなだけならまだしも、残念ながら彼女には致命的にモノの真贋を見分ける能力が欠けており、ただ古そうなものに対して自身の妄想であることないことを語り始めるのでたちが悪い。
葵さんにバッサリ斬られて少しは懲りただろうか……?

全く空気を読めない性格が災いし、あるイベントではリーチェをガチ泣きさせてしまう。10 11

戦闘面では、バフデバフ回復サポートのスペシャリスト。
味方全体への能力バフと回復がセットになったスキル、敵全体へのデバフとMP吸収がセットになったスキルなど、彼女が一人いるだけでパーティの安定度がぐっと変わる。
彼女はキャラクター特性として全状態異常が効かず、その点でも強力。
そして、何と言ってもストップである。
本作において、時間停止は状態異常扱いではなく、対象の行動を確実に1ターン停止させる。
これのおかげでボス戦の難易度が全く変わってくるため、筆者は彼女が加入した後はだいたいスタメンにいてもらっていた。

天桜国を守護する土地神様。
加入が最終盤のため、10人の中ではそんなに印象が強くない。他メンバーとの絡みも少なめ。

食欲が旺盛で、落ち着いているように見えて実は飯のことしか考えていない説あり。

戦闘面では、必中スキルが強力なので、回避の高い雑魚戦でスポットで使うことがある。
クリティカル寄せの構成にすれば火力運用も可能。
回復・防御面のサポートも強力だが、燃費があまり良くないので、MP回復アイテムの用意は潤沢に。

ボッテキア

前作から続投。今作もコレクションアイテム担当。
子供っぽかったりちゃんと神様してたり忙しい。

コレクションアイテムの雑談がかなり楽しく、時折口調が雑になるのもまた良い。

前作の3人のことをちゃんと覚えていてくれたのは嬉しかった。

樟葉&くじゅは

イラスト担当 きんなんさんの漫画「秘密の満員電車」からゲスト参戦。
本作ではメダル王女として、綺麗なメダルを集めるNPCとして登場する。

煽り耐性が低く、煽られるとすぐに目からハイライトが消えてしまう。12

くじゅはは、彼女の杖の先端にいる小さい謎の生物。

メダルを集めた枚数に応じて、彼女や彼女のメイドたちから小話を聞くことができる。

システム

特別に奇をてらったシステムはなく、基本に忠実なRPGであるのは前作通り。

きっちり調整された戦闘バランス

前作はめちゃくちゃ難しいレベルだったところ、今作は遊びやすく、しかしぬるくなりすぎない程度にきっちりと調整されている。
ボスはやはり強いのだが、サブダンジョンを巡ったり、賞金首に挑むことで自然とレベルが上がり、装備も整えられるだけの資金を調達できるようになっている。
また、最終的にはパーティメンバー10人のうち、誰を使っても戦えるようになっているので、前作ほど理不尽な難易度にはなっていない。

特にクイーンを相手にする場合に詰まりやすいが、そこからは装備をしっかり考えた上で戦う必要がある。
道中の宝箱にちゃんと対ボス用装備が用意されていたりするので、後述の宝箱サーチシステムを使って回収しておきたい。

宝箱サーチシステムで無駄な探索は不要に

ワンボタンで、現在いるマップ上に未回収のアイテムがあるかどうかを教えてくれるシステム。
画面内にあれば吹き出しが出るため、見た目がわかりにくいコレクションアイテムの回収にも役立つ。

魔法の鍵を要求する宝箱もあり、中盤までは万能とは言い難いものの、新しいマップに入ったらまずこれを使っておく癖をつけておきたい。

セーブは教会のみ ただしテレポート可能

本作は、セーブできる場所が教会に限られている。13
ただし、テレポートシステムによって、メニューから好きなタイミングで拠点に戻ることが可能。
戻り先として登録できる枠数は限られているが、よく使う博物館やメダル王女の城は別枠なので、現在攻略中のダンジョンから近い便利な場所を登録しておくと良い。

開発裏話

筆者は本作において、RPGツクールMZのプラグイン開発という形でシステム面に大きく関わらせていただいている。
本作専用のシステムもいくらか手掛けており、本作に導入されたプラグインのうち2/3は筆者が書いたものになっている。

MZ移行

本作は開発に3年かけているが、2020年8月20日に、RPGツクールMZが発売された。
当初はMVで開発されていた本作だが、作者本人のPCとMVエディタとの相性が致命的に悪かったようで、開発が難航していた。
そこで意を決してMZ移行することとした、という連絡を受け、つまりはそういうことッスね、と筆者も了承したわけである。14

レイアウト周りは特に頭を悩ませたが、この辺りは作者本人のディレクションの巧みさに助けられ、良い形にまとまってくれたと思う。
筆者がサクッと作った試作を見てもらって、ここはこうしたほうが良いとか、こういう風にできないかとか、色々意見を交わして作った。

結果としてシステム面のクオリティもかなり向上した。MZ移行はご英断だった。

テストプレイ期間の追加システム

実は、モンスター図鑑の今戦っている相手の強調表示やワンボタンでのフォーカス、装備品の効果による絞り込み、新規入手アイテムの強調表示はテストプレイ期間中に追加されたシステムだ。
筆者がテストプレイさせていただいている間に、もうちょっと快適になってくれないものかと、無理を言って導入していただいたものである。

Promiseのプレイヤーには、マップやキャラクター、戦闘バランスなどの魅力に集中してプレイしてほしい。それにあたってシステムで解決できる不便さは出来得る限り解決したいと思っていた。
ギリギリまでバグ修正をさせて頂いて、ヒヤヒヤさせてしまったのは本当に申し訳ないが、おかげでかなり快適に遊べるようになったと思う。

やりこみ

コレクションアイテム

すべて集めきるには裏ボスまで倒し切る必要があり、そう容易いことではない。
が、真エンディング関連は前作からのプレイヤーには大変なご褒美だし、本作で最も重要な部分なので是非頑張ってほしい。

賞金首

実は、すべて倒さなくとも真エンディングまで見ることができる。
最後の一体は場所のヒントがなく、見つけるのに苦労する場所にいるので、撃破しないまま真エンディングを見てしまうプレイヤーも少なくないだろう。

綺麗なメダル

序盤から宝箱サーチシステムを使ってしっかり集めていけば、そう難しくはないか。
序盤サボったりして歯抜けだらけになっていると、どこを探して良いのかわからず途方に暮れることになる。

総評

Againの衝撃的なエンディングに直面し、発狂したオタクの悲鳴を吐き出すために夜を明かしたあの日から3年。
本作をプレイし終えた感想を述べるとき、まず最初に出てくる言葉はありがとうの一言だ。

あの頃の希望に満ちた冒険が、血の海に沈んだまま朽ち果ててしまったとしても、救いはあった。
友との、遠い日の約束を果たすために戦い続けた悲しい魔王は、きっと最後には救われたのだ。
自分はもう人間の心を得た。人間になったのだと、自らの命たる赤水晶をソフィーたちに託し、友のために新たな約束をしたレイチェルも。
砂になって尚、彼女のそばにいてくれたシュティーナも。

彼女たちの墓を願いの丘に建ててくれたのも、良かった。
次に出会う時はどうか、赤水晶の呪いに蝕まれない平和な世界で笑い会えるようにと、願うばかりである。


  1. 少なくとも、Promise真エンディングまでは見た上で本記事を閲覧することを強く推奨する。Againも可能ならプレイしてほしいが。
  2. しかもそれぞれが歩き回るための十分な広さを持っている。
  3. 筆者は脳みそがオフの状態だと地形を全く把握できないので道に迷うことが多少あったが、落ち着いてマップを歩いていれば複雑な分岐があるわけでもないので、さして迷うこともないだろう。
  4. 自分で驚くほどの獣のような声であった。当時通話していた作者本人からも、「数年付き合ってきて聞いたことがない声」と称されたほどである。
  5. ラストダンジョンがあからさまに前作を意識した構成になっていた時点で、何か関連する話が出てくるのかもしれないとは思ったが、ここまでクリティカルに食い込んだ話だとは思わなかったのである。
  6. 後から冷静になって考えると、前作から本作をプレーンな知識で遊んだプレイヤーとしては、なんとなくラスボスが前作関係者であると予想できるかもしれない。
  7. あまりに熱中して無言になっていたため、当時通話していた作者からは度々「何か言ってよ」とせっつかれてしまうほどであった。
  8. 感極まって言葉に詰まり、やはり作者本人から「何か言ってよ」とせっつかれた。結局、出てきたのは獣のような咆哮だったのである。
  9. これは、エンディングの一枚絵でも表現されている。
  10. この辺りが、自然に気を使えているクリスと対比的である。
  11. エレナさんのポーカーフェイスジョークとアマリアの空気の読めなさがガッチリ噛み合って起きてしまった事故なので、一概に彼女が悪いとは言い切れないのだが。
  12. そして、クリスとリーチェはだいたい煽ってくる。
  13. どこでもセーブを可能にするアイテムもあるが、単価が高く、終盤にならないと手が出ない。
  14. MVとMZでは、コアスクリプトの構造が大きく変わっている箇所があり、MV向けプラグインをそのままMZで使うことができないケースも多い。地獄の移植作業の幕開けであった。