【ゲーム感想】アズールレーン クロスウェーブ
前置き
筆者はアズレン原作アプリから離れて久しいため、原作情報はほとんどおぼろげにしか覚えていない。
そして、アズレンの多くのプレイヤーとはおそらく違い、救いがたい百合豚である。
シナリオに関するネタバレを含むので、これからプレイする方はご注意を。
グラフィックス
3Dモデルは普通に可愛い。
無論、アトリエシリーズのようにガッチガチに固めたハイクオリティというほどのものではないが、本作において3Dアクションパートはほとんどおまけみたいなものなので、そこまで気にならない。
OPムービーは作り方がほとんどネプシリーズと同じ。
アズレンらしく波や錨といったモチーフを多く使っていて、海や空などの青成分が多くとても爽やか。
立ち絵は原作アプリからの流用。ただし、解像度が上がっており、大きな画面でもきれいに見ることができる。
キャラクターによって原作における改造後の絵であったり改造前の絵であったりまちまちだが、表情差分が用意できるほうを選択したということだろうか。
致命的に浮いている絵柄はなく1、総じてかわいい。
ギャラリーモードに立ち絵の表情差分閲覧があっても良いのに、と思うくらいにはちょいちょい差分を挟んできて、アドベンチャーパートが見た目に楽しい。
イベントCGは11枚。参戦キャラクター数と比べてしまうと少なく、絵に登場するキャラクターには偏りがあるものの、どれもきれいで良い。
初っ端の「はーいっ!! どーもぉー!!」のジャベリンがめちゃくちゃかわいいし、キャラエピソードで唯一CGがあった「ウィー・ウィル・ラブユー!!」のヒッパーとサンディエゴが楽しそうで好き。
サウンド
専用BGMもありつつ、原作アプリの曲も使われている。
良くも悪くもおとなしい雰囲気の曲が多く、戦闘用の曲はもう少し暴れても良いんじゃないかとは思う。
我らの栄光に集え ~ROYAL NAVYはガンガン行こうぜ!なギター&ヴァイオリンパートと優雅なピアノパートがまさにロイヤルで良い。
Perfect Purpleはなんか妙にヒロイックで、他の曲からは浮いてる感じがするが好き。
テンプラ・プラチナムはイントロからしてそのまんまQueen。
希望満ちる海、背水の戦い、運命の5分間は原作アプリから収録されている曲だろう。
スマホ音質ではなくちゃんと据え置き音質で聞けて、改めていい曲だなーと思う。
早見沙織の歌うOP 自由の暁も爽やかでとても良い。
効果音周りは総じて軽め。
ゲームスピードが早く、あまりドンパチ鳴らしすぎるとうるさくなるという配慮だろうか。
まれに爆撃機が一斉に爆弾を落とすか何かしてえらい音が重なったりするが、普段からそのくらい鳴らしてくれたほうが気持ちよさそうなもんである。
シナリオ/キャラクター
正直、コンパイルハートのシナリオは当たり外れが激しいので警戒していた。
直近やったネプV2や勇ネプはテキスト周りが壊滅的で、その印象を引きずっていたからだ。
結論から言えばその杞憂はいい意味で裏切られ、本作のテキスト/シナリオ面はむしろ、四女神オンラインに近い良質なものだった。
世界観は原作アプリやアニメとは違うパラレルなものになっているようで、しかしキャラクターの性格周りは基本的に踏襲されている。2
基本的に優しい爽やかな世界だが、過去に世界親善試合なる催しがあり、その試合ではラフプレーで遺恨を残す展開があり、本作においてもそれを引きずっているキャラクターがいる。
この世界親善試合が我々の歴史で言う第二次大戦に相当するもののようで、ビスマルクがフッドやロドニーといったロイヤル大型艦勢に対して引け目を感じている様子が描かれている。
対するロイヤル陣営はというと、優雅なんだかおっかないんだかよくわからない笑顔でビスマルクに迫っていく。下心はないんだろうけど、見ているとなかなかに笑える光景ではある。
ただし、その世界親善試合はあくまで本編の過去の出来事。本作で中心的に描かれる合同大演習はその反省を活かして、かなり爽やかな展開にしようと各陣営が努力するし、実際にめちゃくちゃ爽やかに終わる。
メインシナリオはツッコミどころはあるものの、キャラゲーとしてはほとんど満点ではないかと思う。
メインシナリオとは別軸のキャラエピソードもあり、全キャラの出番が用意されているので、登場キャラが好きならオススメできる。
なお、指揮官の存在はメインシナリオ上では全く触れられず、完全に空気。
島風と駿河の関係性の変化に注力して楽しむことができる。
島風
本作の主人公の一人。
カチューシャバンドで髪をまとめていて、前髪を真ん中だけおろしたちょっと奇抜な髪型。おでこがかわいい。
おバカだが、おバカなりに悩んだり乗り越えたりして、とっても主人公している。
サメに関する逸話は史実で何かあったのだろうか。ググった限りでは確認できなかった。
CV早見沙織。FGOの水着牛若丸をもうちょっと幼くした感じの演技だったように思う。
駿河
本作の主人公の一人。
根暗な陰キャかと思いきや、その実お調子者でなかなか傲慢なところがある。
本作は、独りがいいんだと壁を作っている駿河が、グイグイ迫ってくる島風に振り回されながらも心を開く友情系百合作品と言っても良い。
心を開いた後もなかなかにめんどくさい女っぷりを発揮するのだが、島風はそんなめんどくさい女にもついてきてくれる。
戦闘中にテンションが吹っ切れて「ぶっ飛ばしてやるわァッ!」とか叫び始めたと思ったら、「はぁー終わった終わったー」とか言って退場していったり、精神が乱高下する様が面白い。
戦艦駿河は作中でも未成艦と呼ばれている通り、史実でも八八艦隊計画で計画されていただけで実際には建造されなかった、いわゆる計画艦。
CV遠藤綾。艦これのビスマルク、レーベ、マックス、Fateシリーズの子ギル、禁書のオルソラ、ネプアニメのツイーゲちゃんの人。
綾波
ご存知原作アプリの主人公組、重桜担当の綾波。
この世界においては島風から見ると先輩にあたるらしい。
雷装をガン上げするスキルを持っており、魚雷運用をするなら綾波を入れない手はない。
CV大地葉。本作ではロドニーも演じている。プリンセス・プリンシパルのドロシー、不思議の幻想郷シリーズのマミゾウの人。
雪風様
ご存知重桜の幸運艦雪風様なのだ。
ライバルの時雨がいないからか本作ではだいぶ落ち着いた印象を受けるのだ。
戦闘中の羽衣がひらひらしていて超かわいいのだ。
CV優木かな。本作ではヨークタウンも演じている。ネプリバ3のリグーの人。
ラフィー
原作アプリ主人公組、ユニオン担当のダウナー系駆逐艦。
アニメでも強キャラ感を出していたが、本作においてはスキルレベルを上げれば間違いなくぶっちぎりの強キャラ。
主力艦隊として参加すればパッシブスキルで火力+50%装填+20%、アクティブスキルで装填+150%になり、主砲の連射がとっても気持ちいい。
支援艦隊として参加すると味方の火力と装填をそれぞれ50%ずつ上げてくれるので、艦砲主体の戦いをする場合はとりあえず入れておけというくらいに強い。
CV長縄まりあ。リディー&スールのアトリエのリディーの人。
ジャベリン
原作アプリ主人公組、ロイヤル(&あざとかわいい)担当。
意外となんでもできるハイスペックガール。
料理スキルもあるとかなんとか。
CV山根希美。
Z23
原作アプリ主人公組、鉄血の真面目ちゃん。
本作主人公組以外では唯一、イベントCGに2枚出演している。
他が天然だったり眠そうだったりあざとかったりする中、彼女はひたすら真面目。いい子。いやみんないい子だけど。
駆逐艦でありながら軽巡主砲を搭載できる圧倒的な鉄血の科学力と自身のスキルで、火力をガンガン伸ばして殴っていける。
CV阿部里果。
クリーブランド
我らが兄貴。すっかり王子様である。
性能的にはややおとなしめだが、それでもアクティブスキルで一定時間、味方全体の与ダメージを最大3倍にするぶっ飛びスキルの持ち主。
CV堀籠沙耶。妹のコロンビアも同じ人の声。
セントルイス
お色気担当。ひたすらエロい。
CV日笠陽子。はたらく魔王さまの勇者エミリア、バンドリの宇田川巴、マナリアフレンズのアン、リディー&スールのアトリエのミレイユさん、不思議の幻想郷シリーズの魔理沙の人。
エイジャックス
ドMホイホイ。言動がいちいち女王様路線なのだが、周りが普通に受け入れていて半ばギャグ。
ローディング画面で出てきたときにひたすら笑っているだけなのがなんか面白い。
アクティブスキルで自身の火力をアップし、パッシブスキルで味方から重巡へのダメージをアップする、重巡キラー。
妹のアキリーズと組むことでダメージは更に加速する。
平海寧海と組むと高雄型絶対殺すお嬢様と化す。
CV中条智世。本作ではヘレナも演じている。
ベルファスト
ロイヤルメイド隊を指揮する優雅なメイド長。
メイドらしく出しゃばりすぎず、しかり存在感はきっちりアピールしてくる優秀さ。
CV堀江由衣。艦これの天城、間宮、伊良湖、朝雲、山雲、ネプテューヌシリーズのネプギア、ゆるゆりの赤座あかね、アニメ版リトバスの直江理樹の人。
平海
姉ちゃんとともに参戦。
いつも食べ物の話しかしないので、腹ペコキャラなのだろうか。
姉ちゃんと一緒に編成することが前提なスキルを持っている。一緒に編成すればかなりの火力を出せる。
特に、重桜に対して強い。
CV久野美咲。本作では長門も演じている。艦これの高波、Littorio、Roma、FGOの紅閻魔の人。
寧海
妹が主力艦隊でプレイアブルなのに対して、寧海は支援艦隊にのみ編成できる。
謎の重桜特攻スキルは原作アプリ通り。重桜勢に対して問答無用で与ダメージ最大2倍とかいう重桜絶対殺させるガール。
CV三宅麻理恵。
愛宕
重桜で妙に強キャラとして描かれていた重巡。
髪しか残らなかったシーンは真面目なシーンだったのだろうが、絵面が面白くて笑ってしまった。
高雄ちゃんが好きすぎる様子。
耐久編成を組む場合は入れない選択肢がないくらいに艦隊効果に絡む。
CV茅野愛衣。本作では加賀も演じている。艦これの香取、鹿島、嵐、朝霜、葛城、ろーちゃん、ごちうさのモカ、がっこうぐらし!のめぐねえの人。
高雄
重桜の堅物担当。ただし愛宕に弱い。
島風ら新人の面倒をよく見てくれる。
耐久編成では愛宕とセットで使いやすい。
CV加隈亜衣。本作ではユニコーンも演じている。アスタリスクのユリス、このはな綺譚の櫻、ネプV2のゴッドイーターちゃん、EDF5のオペレーターの人。
ポートランド
ポネキ。
妹が好きすぎてやべー域に達してる姉。ハイスペック残念美人。
3Dモデルの彼女がかなり低身長で話題になったが、実際に見てみるとたしかに小さい。
妹に一途すぎて、そんなところがだんだんかわいく見えてくる不思議な子。
スキルこそおとなしいものの、主力艦隊に参加可能な艦で唯一の副砲持ち重巡のため、火力ビルドの編成ではメインに据えやすい。
スキル効果もあるため、もちろんインディちゃんを支援艦隊に入れてあげよう。
CV吉岡香織。
インディアナポリス
姉に愛されてるインディちゃん。
姉からの愛が強烈すぎるのだが、本人はいたって涼しげ。
というより、姉が妹のいない場所で妹への愛を爆発させすぎていて、実際に二人が絡むシーンがほとんど(まったく?)ない。
それでもなんだかんだと姉を信頼し尊敬していることがわかるエピソードがある。
CV横田彩。
プリンツ・オイゲン
鉄血の赤メッシュ重巡。
いちいち言い回しが回りくどく、そして声が色っぽい。
作中で唐突に謎の8bitサングラスをかけ始めて困惑したが、これは原作アプリからあるネタのようである。
CV佐倉綾音。艦これの長門型、川内型、球磨、多摩、木曾、島風、ごちうさのココア、のんのんびよりの夏海、世界樹Xのネイピア、バンドリの赤メッシュの人。
アドミラル・ヒッパー
赤メッシュの姉。わかりやすいツンデレ。
「別に~」ではなく「~っての!」が口癖。
いちいち高圧的なので、あんまり頻繁に声を聞いてるとクソ雑魚メンタルな筆者はテンションが下がってしまう。
でもかわいい。
きれいな金髪に碧の目、開いた口から見える歯が大変良い。
イベントCGでギターやってる姿がとっても楽しそうで良い。
CV山岡ゆり。本作ではアキリーズも演じている。不思議の幻想郷シリーズのクラウンピースの人。
金剛
こちらもまた金髪美人。英国生まれであることを反映してのキャラデザだろう。
山城とのコンビで、フォローがうまく良い子であることが描かれていた。
CV斎藤千和。Fate/EXTRAの玉藻の前、スト魔女のルッキーニ、まどマギのほむらちゃん、ゆるゆりの大室撫子、世界樹シリーズのシリカの人。
榛名
金剛の妹……だが、メインストーリーではほとんど出番なし。
スキルも時間経過で強化とは言え、終盤になると特に短期決戦で済む本作にはあまりマッチしない効果で積極的に採用しにくい子だった。
絵柄は筆者の好みどストライク。ほっぺがやわらかそうで良い。手袋してる指も美しい。
なかなか脳筋思考なところがあるようだ。
CV原田彩楓。
山城
重桜のドジ&不幸担当。
金剛をはじめ周囲の支えにより、ネガティブになりすぎないので程よく可愛かった。
本作では最初から航空戦艦の扱いで、瑞雲を載せられる。
火力と航空の2ステータスがダメージに影響するので、専用編成を組んで遊ぶのがなかなかに楽しい。
支援艦隊に入れたときに単純に火力が伸びるスキルの性能が全キャラ中最も良い。
絶対領域持ちの戦艦ということで、火力を伸ばして艦砲で殴りたい場合には十分に採用できる。
CV小清水亜美。ムテカンの神無月めぐみ、スト魔女のシャーリー、黄昏シリーズのリンカ、禁書のむぎのんの人。
ルッキーニとシャーリーの中の人が演じる二人がまたコンビとは、面白いめぐり合わせだ。
長門
のじゃロリ。
フッド
優雅な淑女。ビスマルクに迫っていくとき、楽しんでそうで良い。
CV田中敦子。Fate/stay nightのキャスター、アーランドシリーズのアストリッドの人。
ビスマルク
落ち着いた鉄血の戦艦。冷静な頭脳派。
なかなかキレのある言い回しが好き。
普段冷静なのに、ロイヤル戦艦勢に迫られてたじろぐところも良い。
CV福原綾香。マナリアフレンズのグレアの人。
赤城
重桜の黒幕系女子。
見た目や言動が明らかに悪役のそれなのだが、本作は特に悪いことをするわけではない。企みごとはするが。
一航戦スキルのため、基本的に加賀とセットで使うことになる。
CV中原麻衣。ひぐらしのレナ、なのはのティアナ、ToVのエステル、刀使ノ巫女のえま先生の人。
加賀
重桜空母の裏方のほう。
赤城が表というわけでもないのだが、赤城の権謀術数には彼女の根回しが不可欠と言えるほど、裏方で方々に働きかけている。
エンタープライズ
ご存知グレイゴースト。アニメでの戦闘狂っぷりから一変、爽やかキャラに。
原作アプリ的にはこっちのキャラ付けだったような気もする。アニメの世界観が暗すぎたのか……?
CV石川由依。進撃の巨人のミカサ、Fate/EXTELLA LINKのザビ子の人。
サラトガ
いたずら大好きみんなのアイドルサラトガちゃん。
メインストーリーではさほど出番がなかったものの、キャラエピソードでかなり輝いていた。
CV上坂すみれ。本作では明石も演じている。艦これの吹雪型、二航戦、バンドリの白鷺千聖、シャリーのアトリエのロッテの人。
レキシントン
お姉ちゃん。ちゃんとサラトガちゃんを気にかけてくれる話が入っていてとても良い。
CV篠田みなみ。
ロング・アイランド
部屋でゴロゴロしながらゲームするのが大好きな筆者の同類。
キャラエピソードではアリゾナに見いだされて面白いことになった。
とにかく装填をガン上げして艦載機を飛ばしまくる運用ができるが、戦闘機と機銃で枠を取られ、爆撃機が1枠しかないのがネック。
装填をきっちり上げきるとひたすら爆撃機を投げ続けるやべー幽霊さんになる。
CV吉田幸代。
イラストリアス
聖なる光のトップヘビー空母。まぶしい。
編成に加える際にサラトガやユニコーンがすでに編成されていると専用ボイスあり。
ロング・アイランドと同じく、攻撃に回せる装備枠が1つしかない。
その上、あちらと違って防御寄りのスキルを持っているため、メインで攻撃し続ける役には適していない。
耐久を補強できるので、レベルの低いうちは彼女のスキルはとてもありがたい。
CV雨宮天。はいふりのモカちゃんの人。
ユニコーン
世のお兄ちゃん指揮官の心をがっしりと掴んできたロリ空母。
スキルで味方の装填を最大50%上げられる。しかも、主力艦隊に入れても支援艦隊に入れても。
主力艦隊に配置してパッシブスキルで味方を強化できるキャラクターはかなり少なく、しかも手数に直接影響する装填が上がるのは大きい。
ラフィー同様、とりあえず入れておいて良い強サポートキャラ。
雷
第六駆逐隊から唯一参戦。メタいこと言う枠。
スキルがピーキーすぎてなかなか使いにくい。なるほどね。
想いのドロップ場所が少なく、意識せずにやっているとケッコン条件を満たすのが遅れがち。
CV荒浪和沙。本作のアトランタも同じ人。
白露
おっちょこちょい枠。
スキルは雷とは対象的にかなり優秀で、無条件で味方全体の雷装をアップできる。
しかも雷装ボーナスが得られるリボンの艦隊の条件を満たすため、序盤から使っていける。
CV篠原なるみ。
不知火
ショップ担当その1。
ゆったりした独特なダウナーボイスが癖になる。
ローディング画面のぐるぐる目がかわいい。
CV筏井かなえ。
浜風
寒そう。
スキルがかなり消極的で、雷を活かす場合に数合わせでとりあえず入るか程度の存在。悲しい。
CV日岡なつみ。
エルドリッジ
ビリビリする子。
スキルが防御的で、なおかつかなり物足りない数値なので数合わせでもなかなか入れにくい。
一応、豊穣の輝きの条件を満たす数少ない駆逐艦ではある。
CVささきのぞみ。禁書のシスターズの人。
ダウンズ
小さい赤メッシュ。
無垢なる白銀、オッドアイにカウントされるため、編成ボーナスで装填を上げやすい。
サンディエゴバンドのドラマーとしてイベントCGに登場。
CV新名彩乃。
ハムマン
うるさい。
かわいいんだけど、おじさんにはそのキンキンした声は、キツい……!
CV伊藤あすか。サンディエゴ、アーク・ロイヤルも同じ人。
アマゾン
原作アプリにおけるチュートリアルの子。
表情がかわいい。フッドやユニコーンと共演するキャラエピソードが大変微笑ましい。
スキルも原作通り、経験値アップ。ただしこちらは駆逐艦に限らず、全艦に効果あり。
レベリングの段階ではお世話になるが、レベルを上げきってしまうとお呼びがかからなくなる。経験値ボーナスキャラの悲しい定め。
CV綾宮由希子。
阿武隈
あて子。
駆逐艦限定だが、雷装値を大幅にあげてくれる。序盤の編成にはもってこい。
CV鬼頭明里。艦これのLibeccio、風雲、沖波、リステの紗由、まちカドまぞくの桃の人。
アトランタ
お姉さん。
巡洋艦の対空を補助してくれるが、本作において対空はそこまで重要なステータスではないので、あんまり出番がない。
アシンメトリーでポートランド軸の火力補助編成に入るかもしれないくらい。
コロンビア
兄貴を兄貴と呼んで怒られる妹。
スキルが防御的かつ、発動率が心もとないため、アトランタと同じくアシンメトリー役くらいでしか出番がない。
サンディエゴ
サラトガちゃんと並ぶ(?)アズレンのアイドル。
筆者が原作アプリをしていた頃は高レア枠でとにかくこいつが出てくる時代だったため、とかくプレイヤーからはいじられがちなおいしい役回りの子だった。
現在もこのウザ可愛さが幸いしてか、アニメなど方々でいじられ続けているようだ。
キャラエピソードではサラトガちゃんもドン引きのやべー子っぷりを発揮したり、バンドのボーカルとして楽しそうに歌っているイベントCGがあったりと、何かと優遇されている。
原作アプリで対空性能が良かったことを反映してか、対航空戦力用のスキルも持っているが、そのほかに敵耐久を問答無用で10%削った状態から戦闘開始するスキルも備えている。
空母を相手にする場合は連れて行ってあげても良いだろう。
ヘレナ
色気に振り切った姉の影に隠れてか、影が薄い。
スキルも発動条件に対して効果がおとなしすぎる上、艦隊効果への寄与もさほど多くないため、採用を見送りがち。
原作ではローディング画面でラフィーに抱きつかれている絵があり、設定的にもなつかれているようだが、本作ではそもそも出番が少なくあまり他のキャラと絡めない。不遇。
アキリーズ
芋大好きっ子。
対重巡でダメージを向上させられるため、エイジャックスと組んで味方を重巡キラーにできる。
アシンメトリーにも対応している。
青葉
ペンを持って不敵な笑みを向けてくるジャーナリスト。かわいい。
尻尾がふさふさしていそうで良い。
キャラエピソードでは記者の立場を利用してちょいちょい現れる。
重桜重巡かつ獣耳かつ火力アップスキルを持っているため、耐久編成の火力を伸ばすには良さそう。
CV影山灯。プリンセス・プリンシパルのベアトの人。
サフォーク
ロイヤル重巡メイド。サボり魔。
サボり魔だが、基本スペックの高い子。
艦砲の装填時間を短縮してくれるので、艦砲主体の戦い方をするなら。
ロイヤルなのでスクワドゥロンにカウントされるのも強み。
CV上原あかり。
ノーフォーク
あざといロイヤル重巡。
スキルが防御寄りの効果で、耐久を意識したいなら採用しなくもないが、終盤は攻撃面を伸ばしたいので……。
CV佐久間ひろみ。
伊勢
豪快なねーちゃん。榛名とはまた別ベクトルの脳筋。
スキルは青葉と全く同じ効果。戦艦なので水上決戦艦隊にカウントされるところで差別化できるか。
CV田村睦心。キルミーベイベーのソーニャの人。
三笠
大先輩。
キャラエピソードでは結構ノリノリでおちゃめなところが描かれる。
重桜キャラの火力と装填を強化し、戦艦の与ダメージを上げてくれる。
重桜戦艦部隊を作るなら入れておきたい。
CV大原さやか。このはな綺譚の比丘尼さまの人。
アリゾナ
デフォで泣いてる絵の人。
スキル発動条件がノーフォークと同じなので、組ませてあげると面白いか。
CV白壁爽子。
プリンス・オブ・ウェールズ
ロイヤルの伝統を重んじる戦艦。
いや、スターゲイジーパイは、うん……。
ロイヤル戦艦だが、ユニオンキャラクターを強化するスキルを持っている。
主力にラフィーを置く場合、支援に彼女をおいて強化させるのも良いだろう。
CV橋本ちなみ。艦これのIowa、山風の人。
ロドニー
ロイヤルの清純派。
あまりにも純粋に見えるので腹に黒いものを抱えてやしないか疑うレベルだが、戦闘にならない限り見た目どおりの優しい子。かえって怖い。でも好き。
キャラエピソードでは笑顔でビスマルクに迫っていくが、ビスマルク、怖かっただろうなー。
ロイヤル戦艦で、絶対領域持ち。スキルも汎用性があり、強い。
蒼龍
本作登場キャラ勢では珍しい眼鏡キャラ。
帳簿を気にする苦労人枠かと思いきや、本作ではだいたい加賀が苦労してくれるのであんまり出番がない。
対重桜空母に限定されるスキルで、一航戦メタ。
ただ、このゲームで一航戦を相手にする機会はそこまで多いわけではないので……。
CV御手洗かりん。
ホーネット
金髪にカウボーイハットの空母。
スキルが攻撃的で、主力で空母を使うならぜひ入れておきたい。
CV山本希望。
ヨークタウン
薄幸の空母。
スキルが防御的。
アーク・ロイヤル
憲兵さん、こいつです。
ぱっと見イケメンなのだが、その実態は駆逐艦にひたすら発情するロリコン空母。
キャラエピソードではやべー表情差分も見れる。ケッコンセリフまでも、振り切った領域に達している。
敵の速力ダウンという珍しいスキル持ちで、主力に空母がいること前提ではあるが、なかなか強力。
強力なのだが、戦闘中非常にうるさい。
ヴィクトリアス
やたらと勝利をもたらそうとする女神っぽい空母。
キャラエピソードでは姉のイラストリアスからも遠回しに「うるさい」と言われてしまう。
実際、病人のそばでは静かにしてください。
スキルは対戦艦用。戦艦を相手にすること自体は少なくないので、使える機会は多い。
CV中村繪里子。アイマスの天海春香の人。
明石
ショップ担当その2。
赤城にこき使われているイメージがある。
研究所担当で、装備なり何なりを集める際に何度も覗くことになるため、明石の声を聞く機会は多い。
スキルがぶっ飛んでいて、これを強化していけば耐久編成パーティがまず死ななくなる。
結果、低レベルでも強い相手に挑めるようになるので、中盤からのエクストリームバトル攻略にはとても役に立つ。
ヴェスタル
おっとりした医療系工作艦。
キャラエピソードではとっても頼りにされている。主に山城から。明石とどこで差がついたのか。
対象がエンタープライズ以外の場合、スキルがヨークタウンの下位互換になってしまう。
CVマイア。
U-81
作中唯一の潜水艦。
キャラエピソードで鉄血勢との日常会話が見られる。
スキルが鉄血の雷装強化なので、Z23かプリンツ・オイゲン少なくともどちらかと組む必要はある。
CV山崎はるか。このはな綺譚、潮騒の回の田辺さんの人。
ネプテューヌ
なんと、パッケージ版の予約特典として、超次元ゲイムネプテューヌシリーズの主人公が登場する。
原作アプリで一度コラボイベントをして、そのときにネプテューヌの登場キャラが艦船としてプレイアブルになったこと、販売と開発がコンパイルハートとFELISTELLAのタッグであることからだろう。
筆者はDL版を購入したため使用できていないが、その場合であってもエクストリームバトルの1ステージに敵として登場するので、出会えないということはない。
また、ローディング画面でたまにネプテューヌが登場することがある。
原作アプリのコラボ通りであれば軽巡扱いだが、スキル性能などは不明。
なお、島風の目覚まし時計として彼女の声が収録されていたりする。
メインシナリオ中で突然鳴るので、めちゃくちゃビックリした。確かにあの声なら目覚ましにはなりそうである。
CV田中理恵。スト魔女のミーナ中佐、夢想夏郷の咲夜さん、Fate/EXTRA CCCの殺生院キアラの人。
その他DLC追加キャラ
2020/01/22現在、大鳳、フォーミダブル、ローン、ル・マラン、シリアスのプレイアブル参戦が発表されている。
第1弾~第5弾までで主力艦隊キャラとして1人ずつ追加されていくようで、それぞれにつき支援艦隊用のキャラクターも3人ずつ追加されるとのこと。
スケジュール等の詳細はまだ公開されておらず、発表が待たれる。
システム
主力3支援3の6隻編成
この編成は原作アプリ同様。
主力3隻が戦闘に直接参加し、そのうちの1人を操作することになる。
操作キャラは方向キー左右で交代することができる。
メインは編成を考えるパート
戦闘そのものよりも、こちらが楽しい。
特定の編成(重桜所属3隻以上、銀髪3隻以上、リボンをしている子3隻以上など)で艦隊効果によるステータスボーナスがつくため、そのボーナスを発動しつつ、個々人のスキルを組み合わせて最適な編成にしていくパズルゲームのような感じ。
ただ、敵として出てくる艦は編成することができず、プレイ中に頻繁に編成を変える必要がある。
一度組んだ編成はどこかにメモしておかないと忘れてしまうし、ゲーム内に編成マイセット的なものがあると良かったのではないか。
3D戦闘パートは答え合わせ
編成を考えたら戦闘開始。戦闘パートは難易度NORMALなら別に苦労するものでもなく、どれだけ楽に行けるかを試す形になる。
編成や育成状況次第で、最終的に戦闘時間は15~20秒程度にまで縮む。
戦闘開始前のローディングがやや長めなのが気になるところだが、その間にもキャラの立ち絵を表示してローディング専用セリフを言ってくれるので、退屈で辛いほどではない。
戦闘の難易度は正直、かなり低い。
最初こそ勝手がわからずに苦戦するかもしれないが、理解してしまえばレベリングをサボって終盤のストーリーやエクストリームバトルに行かない限り負けることはないだろう。
操作キャラ以外はダメージを受けることがなく、耐久が危なくなったら交代してあげると良い。
キャラ性能の偏り
戦闘におけるキャラ性能はだいぶ偏っている。
ラフィーやユニコーンなどはどんな編成にも入る強キャラだが、対空や耐久寄りのキャラクターはどうしても終盤出番がなくなってしまう。
また、戦闘中の着弾までの時間から、艦載機や魚雷による攻撃より艦砲による攻撃が優れている。
艦砲は砲と装甲の相性によって効きやすさが変わる原作通りのシステムがあるものの、装填と火力をガン上げして主砲と副砲を連打していると勝てるシーンがかなり多い。
特に押しっぱなしで連射できる駆逐艦主砲が強力で、主砲だけでだいたい片付けられるラフィーやZ23、副砲打ちっぱなしで主砲を織り交ぜて戦えるクリーブランドやポートランドが優秀。
金剛駿河長門も、副砲さえ小さくすれば同じことができるが、戦艦はダッシュできないので駆逐艦や巡洋艦のほうが使いやすい。
ただ、このバランスは終盤のもので、序盤や中盤の場合は一概に艦砲一択というわけではない。
キャラのスキル性能については、レベルや装備で十分に補えるものであり、最適解を求めないなら好きなキャラを使って攻略できない、などということはない。
全体的な戦闘難易度の低さはファンアイテム故の調整だろう。これはこれで正しいように思う。
戦闘難易度は3段階選択可能
戦闘の難易度はオプションからEASY、NORMAL、HARDの3段階に変更可能。
筆者はとりあえずNORMALで通したのだが、低レベルのうちにおまけストーリーやエクストリームバトル後半といったエンドコンテンツに挑むとしんどいというくらいで、キャラのレベルが上がってしまえば特別に苦戦するというようなことはなかった。
装備とスキルが整ってしまえば、HARDにしても敵がちょっとタフだな、というくらい。
歯ごたえのあるアクションを求めている場合は物足りないだろうが、アズレンファンとして可愛い子たちを気軽に眺めたい、くらいであれば丁度いい難易度だろう。
認識覚醒
レベル100になると一旦レベルキャップに到達し、レベルが上がらなくなる。
キャラクターごとに専用のMアイソマを一定数集めることで、認識覚醒が可能になる。
認識覚醒するとレベル上限が200になり、好感度が1段階上がる。
Mアイソマは明石の研究所に掘り出し物として入荷されることがあるものの非常に高価。
ストーリーモードで特定の戦闘を繰り返すことで入手するのが手っ取り早いだろう。
ケッコン
ちょっとだけ百合勢に優しくないシステム。
メインシナリオ中は完全に空気な指揮官だが、ケッコンのイベントは指揮官との1:1のやり取りになってしまう。
救いがあるとすれば、原作アプリと違って指揮官が男性と明言されていないことくらいか。
なお、ケッコンするとステータスが向上する他、全艦とのケッコンがトロフィー条件に関わる。
やりこみ
トロフィーコンプリート
「揃っている、全てを」
全てのキャラクターエピソードを見る。
小さい規模のキャラクターエピソードが58種類ある。
そのうち1つはエクストリームバトルを攻略しなければ見ることができない。
青き航路の守護者
エクストリームバトルを全てクリアする。
101~110についてはランダム出現のため、出現した際に挑戦しておくと良い。
……が、それなりに高レベルにならないと戦いにならずあっさり負けてしまう。
レベリングしても良いが、低めのレベルから挑みたい場合は高雄型+明石を主軸に、重巡耐久編成を組むと良い。
重巡はロックオン攻撃のチャージタイムが短く、交代しながらロックオン攻撃をばらまいていける。
耐久の減った艦は交代しておき、明石の回復を待つ。
時間はかかるが、終盤のエクストリームバトルにも非常に有効な戦術。
楽園の蒐集者
ギャラリーモードをコンプリートする。
ギャラリーには特定のキャラクターエピソードで見ることのできるイベントCGがある他、各KAN-SENとのケッコンシーンがある。
つまり、このトロフィーを獲得するには登場する全KAN-SENとケッコンしなくてはならない。
登場するKAN-SENは主力28隻、支援35隻の合計63隻。
1隻だけにして操を立てたい指揮官に優しくないシステム。
そうでなくとも、ケッコンの条件を全艦分満たすのはなかなかに骨が折れる作業。
条件を満たすには好感度を愛まで上げる必要があり、そのためには編成した状態で10回、秘書官にした状態で10回戦闘し、なおかつ認識覚醒する必要がある。
そこまで条件を整えたら、あとはキャラクターごとに専用の想いを集めて研究所で誓いと交換してもらう。
想いはキャラクターエピソードを見たときの初回報酬としてもらえる他、エクストリームバトルで対象艦を含む編成に勝利すると手に入る。
特に雷はエピソードへの登場回数が少なく、エクストリームバトルでも出現場所が少ないため想いを集めにくい。
ここまでやって誓いを入手したらキャラステータス画面で△。
これを63隻分繰り返すことになるので、なかなかしんどい。
各キャラクターの装備を整えたりスキルレベルを上げながら、じっくりやると良いだろう。
装備を整える
最上位の装備はエクストリームバトルの報酬で設計図を集め、研究所で交換してもらう。
あるいは、明石の店の掘り出し物そのものが最高装備となるケースもある。3
装備はパーツとお金を使用して強化できるが、T3パーツが非常に高価なので、お金がいくらあっても足らない。
終章の11~13を周回してひたすらお金を貯めるフェーズが来るだろう。
やるのであれば、ついでに好感度上げもしてしまうと良い。
スキルレベルを上げる
スキルの教科書もT3が高価で、T0が手に入りにくい。
T0教科書はエクストリームバトル100あたりを周回することになるか。
特に攻撃教科書の要求数が非常に多く、全キャラスキルレベル最大はかなり時間がかかる。
総評
キャラゲーとして非常によくまとまっており、ファンアイテムとして上々の出来であるように思う。
シナリオ面が期待していた以上に良かったし、編成に関するパズルも楽しめた。
想定外に爽やかな百合ゲーとして楽しめた、というのも大きい。
ただ、システム面は改善の余地がある。特に編成マイセットはほしい。
使う状況が限られすぎるキャラにも、何らかの救済があると良いのだが。
これからDLCでキャラクターが追加される予定とのことなので、編成ボーナス周りに絡んでくるかどうか、楽しみ。