【ゲーム感想】超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1
前置き
筆者はアニメも序盤で切った全くネプテューヌを知らない勢(無印も未プレイ)
アズレンコラボでふっと興味が沸いてSteam版を購入し、クリアした
実績も全て獲得したのでそこまでのネタバレを含むことに注意
グラフィックス
絵がかわいいのはおそらくこの作品最大の魅力
キャラクターだけでなく背景もちゃんとしているし、イラストのみならず3Dモデルもちゃんとかわいい
等身やキャラ造形はアトリエの不思議シリーズ辺りが近いだろうか
立ち絵や一枚絵のある部分がよく揺れる
Steam版は60fpsでヌルヌル動くらしいが、元を知らないだけによくわからない
戦闘シーンでは3Dモデルがびゅんびゅん動いてくれるので、見ていると楽しい
女神化時に戦闘不能になるとちゃんと解除されてから倒れ込むところに素晴らしく愉悦を感じる
サウンド
普通に良い曲が揃っている
アズレンの母港はこれのアレンジか、等と気づく曲も
攻撃のヒット音が気持ち良い
シナリオ/キャラクター
まず、シナリオはハナから期待していなかったが、それにしてはコンパクトに良くまとまっていると感じた
とにかくキャラクターが可愛ければ良し、という覚悟で臨んだので、概ね満足する結果だった
百合に関してもたいして期待はしていなかったが、そこそこ良い空気が見られる
セリフの端々にあらゆるパロネタが打ち込まれているので、わかる人にはとても楽しい
リメイクが最近だったせいか、ポケモンXY等の比較的最近のネタも取り入れているし、かと思えばせがた三四郎や初代シバのセリフ等、懐かしいものまで完備
世代が直撃していると楽しめる系のノリ
ただし、テキストはやや校正不足で同じ語尾が続く等、粗が見られた
ネプテューヌ
メタ発言バリバリの主人公
こいつが喋ると話が進まないので、ちょっと静かにしていてくれないか、と真面目に言われてしまう系の厄介さん
素直で優しい面もあり、女神化後は真面目になってちゃんと主人公してくれる
CVは田中理恵。スト魔女のミーナ中佐、夢想夏郷の咲夜さん、TtTのオクタヴィア、Fate/EXTRA CCCの殺生院キアラの人
女神化前はかなり高い声で、初めは「あー、変身前後で別の人なのかな」と思うくらいに別人の声
女神化後のドスの聞いた声がたまらない
コンパ
プリン作ってくれる子
アイエフ
メイン進行役
ネプテューヌの普段がアレかつ、女神同士だと話がまるで進まないため、ツッコミ役兼進行役として序盤から気苦労の絶えない子
厨二病をこじらせてる部分があるものの、そんなにいじられない
CVは植田佳奈。Fateシリーズの遠坂凛、イシュタル、エレシュキガルの人
冥界がどうのと言うセリフがどうしてもエレシュキガルのように聞こえがち
まともなツッコミ役という意味では凛に近い
ノワール
黒ツインテのツンデレ
ネプテューヌによくぼっち呼ばわりされる(本人は否定している)
ノワネプは良いぞ
通常時の服装が一番エロい
CVは今井麻美。アイマスの千早、BLAZBLUEのツバキの人
シュタインズゲートの中の人ネタが作中に登場する
ベール
でかい。そして美しい
重度のゲーム廃人で、作中でもPSO2らしきゲームの緊急クエストにらんらんを連れ回している
女神化後の衣装は青少年の何かが危ない
CVは佐藤利奈。みなみけ長女、超電磁砲、TH2の草壁さん、川尻早人、ゆゆゆの安芸先生の人
通常時の柔らかい声が最高
ブラン
キレ芸持ちのダウナーロリ
突如キレるのでなんか情緒が不安定なんじゃないだろうか
あいちゃんに負けず厨二病をこじらせている
CVは阿澄佳奈。ゆのっち、ニャル子さん、のんのんびよりのこまちゃん、AngelBeatsの入江、FGOの茶々の人
まさかこの声で「お前がそう思うんならそうなんだろう お前の中ではな」を聞けるとは
イストワール
いーすん。封印されしロリ
残念な女神たちのあしらい方を心得ており、話の進行役としてとても心強い
ビヴロストをかける際にぶっ飛んだやり方をする女神たちに対して諦めてる感じの姿勢が好き
トゥルーエンドの一枚絵が素晴らしい
そして、そちらの展開を知っているとノーマルエンドの彼女のセリフがしんどい
CVはかないみか。90年代から主役級で活躍する超ベテラン
メロンパンナちゃん、ひぐらしの沙都子、テイルズのアーチェの人
めちゃくちゃ癖になる声
各メーカーキャラ
ファルコム、MAGES.、ブロッコリー、マーベラスAQL、鉄拳
ファルコムは正統派冒険者風。デザインの元ネタは空の軌跡のエステル? 中の人も同じ
MAGES.は魔女帽子をかぶった厨二キャラ。ドゥクプェなるものを探しているようだ。シュタゲにドクペが出るからだろう
ブロッコリーは完全にぷちこです。ありがとうございました
鉄拳ちゃんはドM
それぞれ、Vの世界からやってきた設定になっているが、筆者はそちらを未プレイ
ただし、あちらの世界でどうの、という話はそこまでしつこくなく(というか、メーカーキャラの出番がかなり少なく)、V未プレイでも全く問題なかった
妹たち
DLCにより参戦
ユニちゃんはジャンプすると後ろからパンモロ
vita版からの移植であったためか、真エンド後のユニちゃんのセリフはvita版プレイヤー向けのものだった
システム
割と複雑(に見える)ので、初見だと戸惑うことが多い
しかし、理解するとなかなかやりごたえがあり、楽しいシステム
戦闘はターン制テイルズ、あるいは3Dアークザラッドという感じ
3Dモデルがびゅんびゅん動いてくれるので、見ていて楽しいが、やりこみ終盤はほぼモーションスキップを常用していた
リリィシステムとかいうキマシタワー建設用システムかと思うような名前は実はそこまででもなく、前衛後衛でペアを組んで有利効果を得たり援護してもらうという感じのもの
キャラクター数が異常に多いからか、一人ひとりの援護の幅がそんなにないのでその辺はやや寂しかった
やりこみ
DLC追加によりキャラのレベルを999まで上げられるようになり、コロシアムの一部の相手はそれが前提となる
実績も1億クレジット稼ぐものについてはDLCがないとやっていられない
大した価格でもないので、とっとと入れてしまうか最初からDLC込のDigital Complete Setを買ってしまうと良い
高レベルの相手を倒すとレベルがぐんぐん上がっていくので、なかなかに楽しい
作業感はやや強いが、DLCさえ入れてしまえば大乱闘ゲイムキャラクターズであっという間にレベルカンスト&1億クレジット稼げる
むしろ面倒だったのはリメイクシステムのための素材集め
特に氷の骸骨はマップの広さに対して対象モンスターの配置が極端に少なく、ドロップ率もそこまで高くない苦行だった
総評
キャラゲーとしては非常によくできていて、ちょっとした作業感が気にならないならやりこみゲーとしても楽しめる良ゲー
キマシとして特筆するほど良かったシーンというものはなく、ゆるい感じのノリなので百合を期待すると微妙かも