【ゲーム感想】シャリーのアトリエplus ~黄昏の海の錬金術士~
目次
前置き
筆者はアーランドシリーズとアーシャ/エスカ&ロジーplusのみプレイ済み
エスカ&ロジーのアトリエはアニメも視聴済み、コミックスも読破済み
筆者が百合豚であり、この記事にはネタバレが含まれる
グラフィックス
キャラクターモデルはエスカ&ロジーのものをベースに、高品質を保っている
個人的に一番注目していたアーシャのグラフィックはおそらく一新されたものだが、モーション含めアーシャのアトリエ時代のものをしっかり再現している
当時難であった顔を上げない問題も全く気にならない
しかしながら、当時の良さであった丸みは少し失われたような感じがする
可愛さに関しては主人公二人に譲り、美しさを強調するつくりにした感じだろうか
今作は背景が前作と違って明るく爽やかになっており、前作ほど重い空気感がない
それに加えてカメラワークをプレイヤーがぐるぐる回せるようになったため、世界の色々な面が見える
見よ、世界はこんなにも、美しいッ!
それと引き換えにしてか、マップの描写がかなり負荷になっており、ところどころで描写のもっさり感が見え隠れしていた
2周目以降の会話スキップ時にその影響が顕著に見られ、スチル表示時のスキップ速度に比べ、3D表示時のスキップ速度が異様に遅い
これはおそらく、ハード的な制約の下、仕方がないものなのだろう
3周近くプレイしたが、テクスチャバグにはほとんど遭遇しなかった
せいぜい、シャルロッテの箒が透明になるバグくらいである
それもゲームの再起動で解決したため、さほど気になりはしなかった
イラストは引き続き左氏
登場キャラクターの多さに対してスチルの枚数はやや少なめだが、とにかく主人公二人が魅力的に描かれている
続投組もいくらか登場するのだが、アーランドシリーズに恒例だった「前作キャラの集合」はスチルとしては存在しない
(集合イベント自体は用意されているのだが……!)
尚、plus時に追加されたロジーとアーシャについては一切スチルに登場しない
(無印から、アーシャのみニオと並んだ後ろ姿のスチルがあるが、plusでは美術室でのみ見ることができる)
エンディングでは過去2作の登場キャラやイベントスチルも表示されるので、シリーズファンはよく見てほしい
サウンド
今作は阿知波さんの曲が少なめになり、前作から?参戦の浅野さん担当分が増えた印象
ステラ編から始めたので、真っ先に聞いたのが船の上の錬金術士
とにかく調合中ひたすら聞き続ける曲だが、これまでのシリーズ同様、ずっと聞いていても飽きない
爽やかな青空と水の街ステラードを舞台に繰り広げられる物語にふさわしい、明るさを感じさせる浅野さんの曲調は聞いているとクセになる
かと思えば強敵との戦闘で突如飛び出す阿知波節や、アーランドからシリーズお馴染みの曲調で安心させてくれる柳川曲も心地よい
個人的な好みは以下の通り
曲名 | 使われるシーン |
---|---|
船の上の錬金術士 | ステラ編 アトリエ |
雛菊と鈴掛 | ミルカのアトリエ |
Stellaシリーズ | ステラ編 通常戦闘 |
Sweep!シリーズ | ロッテ編 通常戦闘 |
Scorpio | 強敵戦闘 |
Aquarius | 強敵戦闘 |
青空とホウキ娘 | シャルロッテのテーマ |
小手鞠 | ミルカのテーマ |
雛鳥~Part3~ | ウィルベルのテーマ |
探求者のタンゴ | ハリーのテーマ |
扉をあけて | シリアスイベント |
船の上の錬金術士~epilogue~ | ステラ編エンディング |
FJ:イニシエイトグラム | ステラ必殺技演出 |
FJ:フルオート | ミルカ必殺技演出 |
FJ:シークレットアーツ | ウィルベル必殺技演出 |
Rusty Sky | OP |
みるいろの星 | サンドドラゴン討伐後イベント |
希う船 | 東の大陸出発時イベント |
FJ:ダブルドロー・エンド | エスカ&ロジー必殺技演出 |
船の上の錬金術士、小手鞠、雛鳥と、爽やかな曲が耳に心地よく、ずっと聞いていられる
戦闘曲はステラ、ロッテどちらもレベル99になってからも思わず戦闘してしまうほど
今作の阿知波節、Scorpioはサビのクサさがたまらなく良いし、Aquariusは前前作Saggitariusのアレンジになっていて懐かしさと熱さが気分を高揚させる
FJ:フルオートの爽快感がすごい
雛菊と鈴掛や小手鞠も含め、ミルカは作曲者に愛されているのが感じられる
ここに挙げた以外にもかなり多くの曲が収録されているので、ゲームでもサントラでもぜひ聞いてほしい
シナリオ/キャラクター
いつものアトリエ、とは行かないのが今作
なぜならこれまでばら撒きまくった伏線を回収して、黄昏という強敵をどう畳むかの道筋を示さなければならないため
緩やかに訪れる世界の滅亡というスケールの大きな相手に対し、作中で描かれるのはキャラクターたちの内面であったり、人と人との関係であったりする
人と社会の関係についても割と突っ込んで描写しているため、色々思い当たる節のある人にはやや辛いイベントが多いかもしれない
自立と助け合いの精神を描いたシナリオであり、序盤のルギオン村とステラードの関係から、中盤のそこに生きる人と人の関係、終盤の人類と世界(自然)の関係につなぐ展開はなかなかに見事
終盤は仕方がないことかもしれないが、錬金術士以外が空気になってしまっていた
とは言え、それぞれのキャラクターにしっかりイベントが用意されている
シャリステラ
うっ、美しい……ッ!
ビジュアルが完全に昭和生まれのおじさんを殺しに来る黒髪ロングである
やや引っ込み思案
序盤のウジウジっぷりには苛立つ人もいるかもしれないが、彼女は人とのつきあい方を知らないだけである
そんな彼女の成長もこの作品の見どころの一つ
おとなしいかと思いきやお肉大好きで、でも食べるのは遅くてと、彼女単体で見ても結構面白い
古い言葉で言えば「女の子らしい女の子」という感じ
かわいいものが好きで、素直で健気でと、理想の中の女の子像に近い
濃ゆい周りのメンバーに対して心の中でツッコミを入れるシーンはアーシャやエスカに近いものを感じる
ロッテとセットでなかなかに高いキマシ力を発揮してくれる
シャルロッテ
面白い帽子の子
ステラとは対照的に活発でイケイケ系の女子……に見えるが、実際は結構繊細
このお調子者っぷりはそれをたしなめる役目の人が周りにたくさんいるからなんとかなっているタイプか
幼なじみにミルカがいて、運命的な出会いをした同じ呼び名のステラがいて、めっちゃ若いお母さんがいてと、ラノベ主人公属性満載である
相手がステラであろうとミルカであろうと、おそらくタチネコで言えばネコになってしまうであろうヘタレ力を感じるのはそのせいか
ステラとの関係がとにかく熱い
運命的に出会って意気投合→無敵だと思っていた二人の友情にヒビ→だけど喧嘩したままじゃ終われないと、王道中の王道を行くカップルっぷり
本編中に船の釜の裏でコソコソイチャイチャしている二人を幻視する程度には熱い
ステラに壁ドンしようとして壁ドン返しされてくれ
なお、彼女の錬金術は漬物石で頭部を強打する(物理)である
いったい誰の錬金術に影響されたんだ
中の人は艦これの吹雪型駆逐艦と同じ
キャラ付けとしては深雪に近いか
ミルカ
幼なじみは負けフラグ
タコさんウィンナーみたいな髪型しやがって!
ところが、これが可愛いんだ。いったい何故か
ダウナー系に半目、そして健気に幼なじみを思うその姿に心打たれない紳士がいるだろうか
武器もガションガション言うガジェット系で紳士のロマンをがっちり抑え、テーマ曲も良曲揃いと、隙がない
ステラに対して嫉妬するイベントが実に良い
最後のエスカに対する答えは、彼女の潔さを感じる良い台詞である
中の人は艦これの睦月型駆逐艦と同じ
ユリエ
トレジャーハンターとして活躍するシスコン姉さん
彼女がミルカに世話を焼く気持ちは大変よくわかる
料理や絵本等、意外な女子力の高さもギャップ萌えを誘う
かなり高身長に見えるが、公式サイトによると165cmらしい
中の人ははいふりの杵崎姉妹と同じ
コルテス
空気兄様
彼の専用イベントはドラゴン退治と、教育によって得た価値観に悩む姿くらい
戦闘での使いにくさも相まって、なかなか光の当たらない悲しい男である
イベントスチルもEDの1枚しか登場していない
序盤のアニメシーンに登場していただけホムラより良いのか……?
ホムラ
とうとうプレイアブルになったホムンクルス
厨二臭さのある台詞回しだが、この見た目と声であれば可愛いの一言で片付けられる
単純だが、単純故に人間が抱く迷いに対してバッサリと切り捨てる言葉が力強い
普段飄々としているせいか、驚いた表情や仕草が非常に可愛い
レイファーとナナリンカのイベントでの「おれか!?」や、キースおじさんに追いかけられるイベントが好き
中の人は他のホムンクルス達と同じく照井春佳
結城友奈やふし幻の屠自古と同じ
ソール
まさかの参戦
お前どうやって戦うんだ? まさか親父殿から受け継いだ体術とかバリバリに使えて、その服の下はめっちゃマッチョだったりするの?
とか期待していたら、ホムンクルスを指揮して戦う司令官殿でしたか
彼のストイックさは前作から変わらず
ニコニコ配信のアニメOPについたコメントでケモナー扱いされ続けていたが、ついにホムラと「あまいかんけい」であることがわかるなど、その道の人にはたまらない設定になってしまった
ウィルベル
変わらず続投し、シリーズ皆勤賞
大人になってだいぶ落ち着いた彼女が見られ、成長を感じられてとても良い
成長しているのは確かだが、調子に乗って引っ込みがつかなくなってしまうところは変わらず
頼れるロッテの師匠としての姿や、一度砕かれても立ち上がる強さは勿論、アーシャの前で見せるかつての彼女らしさがぐっと来る
アーシャ大好きっぷりが非常に良い
彼女は彼女で、「一人前とは何か」を知るという成長が本作中でも見られる
アーシャ
錬金術の妖精さん
彼女の登場時には揺れる髪飾りのアレンジバージョンと合わせて涙が出そうになったものである
前作でニオが言っていた通り、キースさんと夫婦みたいになってしまっている
長い年月は演技を忘れさせたのか、あるいはかなり無理のある演技だったのか、やや声がかすれ気味に聞こえる
plusからの参戦ながら終盤のストーリーにはかなり食い込んできている
彼女の参戦でイベントの流れが無印から変わったものもあり、なかなか攻略サイト泣かせなキャラでもある
無印で「とある姉妹」スチルの中に後ろ姿としてニオと共に登場しているようだが、plusでは彼女がその場にいるためそのイベントでスチルが表示されない
(そのイベントを見た上でゲームクリアすると美術館に登録される)
今作に登場しない初代キャラで彼女に名前を呼ばれているのはメリエッタとニオのみ
エクサボムの火力が非常に高く、ヒンメルシェンクで継続的にバーストゲージを稼げるため、錬金術士軍団の中でもかなり強い
「もうあいつらだけで良いんじゃないかな」と言わしめる要因の一人
キースグリフ
ヘビースモーカーだが、アーシャに言われて彼女の薬草パイプに変えたおじさん
アーシャに全く頭が上がらないようだし、どこかズレているオディーリアに振り回されているのもなかなか面白い
偏屈なおじさんであるところは変わっておらず、しかし優しいところもそのまま
しかし、これでテオクーガとほぼ同年齢とは
彼の錬金術は殴ってぶっ飛ばして爆破する何かである
テーマ曲がMARIAのアレンジ
リンカ
今作に登場するのは七番目。
末っ子は会話の流れに出てくるのみで、一番目や三番目も姿を見せない
リンカシリーズの秘密は明かされたものの、これまでのシリーズで登場した他のリンカが出てこないのは寂しい
七番目は一、三、八番目と違って極めて落ち着いており、理性的
しかしながら、この性格だとラウルさんは大変だ
エスカ
年月を経ても変わらぬ元気な錬金術士
後輩の錬金術士もできたためか、前作より多少落ち着いている
ロジーさんにベタぼれなところはだいぶ悪化しているようで、ロジーに世話を焼かれているミルカの身が心配になるところである
なお、彼女の錬金術は杖でぶん殴りまくった後に槍投げで突き刺す何かである
ロジー
plusで追加参戦
前作と何ら変わらず、その変わらないっぷりはキャラクターモデルがそのままであることからも伺える
エスカはちゃんとモーション新調してるのに……
その代わりか何なのか、彼はバースト中に異様な火力を叩き出す
後列からの2段階アシストでタイムカードを強引に前に持っていく等、反則級の強さを誇る
迷ったらとりあえずこいつをメンバーに入れておけば良い
アーシャと並び、「もうあいつらだけで良いんじゃないかな」と言わせる要因
エスカとロジーが前列にいる状態で必殺技演出を見ると専用演出になる
どちらが発動するかによっても微妙に曲が変わったりするので、二人が好きな人はぜひ見てほしい
几帳面さも変わらず
ズボラなミルカのアトリエを見かねて片付けに通っているらしい
君は家政夫にでもなるつもりか
ナディ
ロッテの母
ちょっと抜けてて、昔はバリバリに働いてて、子供のことをちゃんと考えてくれて、実は病弱でと、ロッテと合わせてラノベ属性満載
中の人は大御所 久川綾
CCさくらのケロちゃん
最近ではToVのジュディスやスマブラのパルテナ様が有名か
アルバート
変態
中の人は最近かなり売れている、ガチャ芸人としても有名な島崎信長
ハリー
まさかの皆勤賞
テーマ曲を聞いた時にかなり懐かしい気持ちになった
名士会でのスチルと言い、彼は何か「持ってる」類の人間であることを感じられる憎めない男
レイファー
ちらりとサブで参戦
ハリーとのコンビだが、なかなか出番は得られず
結局、イベントスチルには全く出演できず
トレジャーハンターで溢れているステラードではキャラ立てしにくかったか
ローゼミア
未亡人
ロッテの母も未亡人だが、こっちはなんというか、妖しげな未亡人
口元に指を当てる仕草も声も非常にエロい
カトラとの絡みをもう少し掘り下げてほしかった気もする
中の人はアイマスの貴音さんと同じ
システム
コーエーテクモ傘下になったことを活かしての技術的な挑戦か、フィールド移動時にカメラをぐるぐる回せるようになった
その他のシステムもわかりやすく洗練された
特に時間制限がなくなったところが大きいだろう
調合
スキルをアイテムのスロットに差し込んで効果を得る
潜力は素材から引き継いだり発現スキルを使ったりで得られる
前作同様、1周目からかなり良いものができる他、時間制限がないためじっくり調合に集中できる
効力が999まで上がるようになり、しかし最高品質のものを作ろうとすると錬金レベル99が必須となる
幸い、そこまでやりこまなくてもトロフィコンプは十分に可能であるし、ノーホープでも追加ボスを撃破するには十分である
採取
アーシャとエスカロジーのいいとこどりをした感じ
良潜力ガチャはボスモンスターのドロップアイテムを狙うタイプになってしまい、どこぞの逆鱗マラソンの如く犬を倒し続けなければならない
筆者はエボルブボディが出るまで6時間ほどかかり、げっそりした
戦闘
バーストして後衛のサポート攻撃をつなぎ、その特殊効果を活かして戦うため、かなり考えるタイプの戦闘になった
アイテムはステラードに戻れば補充されるため、一撃高威力メテオールや獣札を作ってブッパして戦闘が終わることも多い
装備やアイテムを作りこんでしまえばややぬるくなる
きっちり作りこめば楽ができるという点で、非常に理想的なアトリエの姿と言えるだろう
追加ボスは難易度ノーホープであればかなり白熱した戦いになるので、物足りないという諸兄にも配慮されている感がある
キャラ性能の差がやや激しく、特に錬金術士どもが強すぎる
- 高火力+バーストゲージ継続アップ+タイムカード消しのアーシャ
- 一人だけ桁を間違えた火力+連続行動+タイムワープのロジー
- WTノックバック+アイテム強化+全体回復強化+バーストゲージアップのエスカ
- 範囲攻撃を単体化し、状態異常とブレイクを無効化するキースおじさん
更にアイテム使用可能のシャリー二人を入れれば、それだけで6人枠が埋まってしまう
とは言え、装備アイテムをしっかり作り込めば錬金術士全員が必須というわけでもなくなるので、好きなキャラを使えないということはない
ライフタスク
章ごとにやるべきことややりたいことが一覧化され、プレイヤーとして「次何をすべきか」が明確になった
何がなんでも全部消化しなければならないものではなく、必要なだけ消化してストーリーを進めるのが楽
やりこみ
周回プレイ
エンディング/トロフィコンプには2周必要
ステラ編/ロッテ編それぞれでエンディングが2種類ずつ、更に2周目以降は共通のトゥルーエンドあり
ライフタスクを実直にこなしていればエンディングが見られないことはおそらくないと思うが、心配なら攻略サイトを確認すること
前作のように交友値でかなりシビアな面もなく、時間制限もないので気楽に進められる
ただし、章の変わり目になるとライフタスクが確認できなくなるため、あえてメインタスクを調整するプレイは求められるかもしれない
とは言え、時期限定で取り逃す心配のある要素はほとんどなく、初見でも十分にエンディング条件を見たせた
トロフィコンプ
強敵の撃破のため、アイテム作りこみが必須
戦闘レベル/錬金レベル99もあるため、それらを同じ周回で取ってしまうと楽
イベントスチルコンプ
無印にあったスチル「とある姉妹」がplusではストーリー中で取得できない
ワールドマップでのウィルベルとオディーリアの会話イベントに、plusではアーシャも参加しており、
会話の流れの中で、無印で表示されたスチルが表示されない
そのイベントを見た上でゲームクリアすることで美術館にスチルが登録される
(ただし、クリアデータをセーブする必要はない)
また、ワールドマップでのイベントをコンプリートしようとすると面倒
ワールドマップイベントは1つ発生すると一定時間経過するまで再発生しない
モンスターをスイングで5~6体消滅させ、ステラードに戻り、もう一度どこかの採取地に入ってステラードに戻ると再発生する
(この条件は実際にやってみてわかったことだが、もう少し手順は省略できるかもしれない)
総評
エンディングコンプのために周回を強いられなかったため、プレイ時間自体は前作よりかなり短くなった
時間制限の撤廃は非常にありがたいが、時間の経過という概念が消滅したわけではなく、それを可視化していないところには不満が残る
(次回作、ソフィーのアトリエでは改善されているようだが)
二周目以降の進行も楽になっていて、ゲームバランスとしては理想にかなり近くなっている
あとはハードウェア的な制約だったり、些細なインターフェースの改善が見られればこれ以上望むことはないレベルに達するだろう
シリーズファンにとっては賛否あるところだろう
アーシャがキースとくっついたも同然の状態であることや、過去作のキャラが錬金術士以外さっぱり目立たない
アーランドほど前作/前前作ネタを多用しないのは新規には優しいとも言えるが、欲を言えば新作キャラももう少し深く掘り下げて欲しかった
これからプレイしようと考えている人は、黄昏シリーズのどれからやっても構わないが、三作それぞれに特徴があるので、気になったキャラと雰囲気を見て決めてほしい
それぞれ、
- アーシャはほんわかゆるふわ系でアーランドプレイヤーを黄昏へ引き込み、
- エスカロジーでやや重めな黄昏の世界観をガッツリ紹介し、
- シャリーは黄昏に対する解答編で締めくくる
という、綺麗な三部作になっている
キマシ的には辛い要素が多い
アーシャとキース、エスカとロジーがノンケ代表として立ちはだかるのだ
しかしながら貫禄の主人公たち、ステラとロッテのキマシ力が非常に高く、大変捗った
嫉妬するミルカも大変良いので、辛い要素が多いと言えど、嬉しい要素も多かった