百合とは
Wikipediaの定義
百合(ゆり)とは、女性の同性愛、またはそれに近い友愛のこと。また、それらを題材とした各種作品。1990年代以降の日本の漫画、ライトノベル、アニメ、同人誌のジャンルをさすことが多いが、戦前の少女小説や一般のレズビアン文学、実写映画も含まれる場合がある。「ガールズラブGirlsLove(略してGL)」とも称される。
えぬぷら式「百合あるべき論」
- 女性同士の恋愛ないし強い友愛である。
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特に少女同士であることが望ましいが、それは好みの問題である。
熟年女性同士の恋愛を「百合ではない」と否定するには至らない。
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「同性愛であることの異常性」を強く主張すべきではない。
作中の世界観における宗教観次第ではあるものの、我々がいる世界は性的少数派に対する弾圧が許される時代ではない。
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男性キャラクターの登場は必ずしも忌避されるべきものではない。
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百合と丼(どんぶり)は断じて同一視されてはならない。
百合はその花の香りを楽しむものであり、丼は肉の味を愉しむものである。
百合は、決して男性としての性欲を満たすものにはなり得ない。
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ふたなりは邪道であると理解すべし。
ただし、理解した上で邪道を嗜むのは悪ではない。
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「百合」と「レズ」に明確な意味の違いはない。
恋愛の延長線上に性行為があるのはごく自然なことである。
性行為に及べば「レズ」、プラトニックな関係だから「百合」などという区別がされてはならない。
百合作品の世界
百合作品とは
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「百合」を主たる題材とした作品とするのが自然だが、現状、もっと広い意味として捉えられている。
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たとえば、「ゆるゆり」はアニメ1期に限って言えば、少女たちの平凡な日常が主題であり、百合を中心に据えたものではない。
(アニメ2期、原作については筆者は無知なので、ここでは触れない)
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「ストライクウィッチーズ」も501統合戦闘航空団の戦い、少女たちの成長を描いた物語である。
エイラのサーニャに対する感情は明らかに百合を意識している。
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二次創作で百合が盛り上がる作品も少なくない。
これは、原作が百合作品であるというよりは、百合を意識させやすい作品と言うべきだろう。
地上波放送など、メディア露出度の高い作品は大半がこの類になる。
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「艦隊これくしょん」では、史実上関係の深い艦に対するボイスが多い艦娘が少なからずいるため、百合と捉えられやすい。
一方で、提督に対して好意を抱いているようなセリフの多い艦娘も同じくらいいるため、単純に百合作品と呼べるかは怪しい。
なお、提督が男性であるとは一言も明言されていないため、百合フィルターを通して百合作品のように扱うことは可能である。
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「東方project」は原作に百合と明言される描写が一切出てこない。
登場人物の大半が少女であるため、百合を題材とした二次創作は成立しやすい。
百合作品の分類
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上記を踏まえ、ここでは意味的な分類を行う。
- 百合を主たる題材として扱う作品
- 作中で百合を描いている作品
- 百合を意識させやすい作品
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2と3の区別は人によって判断基準が異なる可能性がある。
百合を主たる題材とした作品
作中で百合を描いている作品
百合を意識させやすい作品
気になっている百合作品